深田恭子の悪女役に、塚本&恭兵メロメロ
2010年10月21日 15:14
[映画.com ニュース] 東野圭吾のベストセラー小説「幻夜」が、WOWOW「連続ドラマW」枠で放送されることになり10月21日、都内で制作発表会見が行われた。会見には、究極の悪女を演じる深田恭子をはじめ、塚本高史、柴田恭兵が出席。深田は人気宝飾ブランド「ハリー・ウィンストン」の総額2億円に及ぶジュエリーを身につけて登場した。
阪神大震災直後、借金の返済を迫ってきた伯父を衝動的に殺してしまった青年・水原雅也(塚本)と、その場に居合わせたナゾの美女・新海美冬(深田)の逃避行を軸に、ふたりを追う加藤刑事(柴田)の孤独な捜査を描いたサスペンス。来年1月にWOWOWフィルムズとして劇場公開される東野原作「白夜行」の“姉妹編”と呼ばれる作品で、こちらも直木賞候補に挙がり100万部に迫る勢いで売り上げを伸ばしている。
深田は、目的のためには手段を選ばない究極の悪女を演じ「私にとっては新境地で、大変な挑戦だった。精神的にきましたね」と述懐。「内側から見ると、美冬って気持ちがひとつじゃない。だから共感や理解するのが難しい女性だし、『彼女に安心はあるんだろうか?』って思わず考え込んでしまった」と話した。また、胸元に光るネックレスを見つめながら、「何だかアカデミー賞女優気分です(笑)。今日はアクセサリーのおかげで強い気持ちで(会見に)出ることができた」と緊張気味だった。
一方、美冬を愛するがゆえ破滅への道をひた走る雅也役の塚本は、「最初のうちは『こんないいヤツいないよな』って思っていたが、撮影が進むうちに勝手に体が動いていた。深田さんのことを完全に美冬として見ていたし……きれいだな、愛していたなと思っていました」と深田本人を前に愛の告白。また、柴田も「不思議な空気をまとった女性。(刑事として)追い詰めれば、追い詰めるほど妖艶さや美しさ、迫力や貫禄が膨らんでいって、まるで(大相撲力士の)大鵬さんみたい」と独特の表現で、深田の魅力を絶賛していた。
「幻夜」は11月21日からWOWOWで毎週日曜夜10時放送(全8回、初回は無料放送)。
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第86回アカデミー作品賞受賞作。南部の農園に売られた黒人ソロモン・ノーサップが12年間の壮絶な奴隷生活をつづった伝記を、「SHAME シェイム」で注目を集めたスティーブ・マックイーン監督が映画化した人間ドラマ。1841年、奴隷制度が廃止される前のニューヨーク州サラトガ。自由証明書で認められた自由黒人で、白人の友人も多くいた黒人バイオリニストのソロモンは、愛する家族とともに幸せな生活を送っていたが、ある白人の裏切りによって拉致され、奴隷としてニューオーリンズの地へ売られてしまう。狂信的な選民主義者のエップスら白人たちの容赦ない差別と暴力に苦しめられながらも、ソロモンは決して尊厳を失うことはなかった。やがて12年の歳月が流れたある日、ソロモンは奴隷制度撤廃を唱えるカナダ人労働者バスと出会う。アカデミー賞では作品、監督ほか計9部門にノミネート。作品賞、助演女優賞、脚色賞の3部門を受賞した。
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ギリシャ・クレタ島のリゾート地を舞台に、10代の少女たちの友情や恋愛やセックスが絡み合う夏休みをいきいきと描いた青春ドラマ。 タラ、スカイ、エムの親友3人組は卒業旅行の締めくくりとして、パーティが盛んなクレタ島のリゾート地マリアへやって来る。3人の中で自分だけがバージンのタラはこの地で初体験を果たすべく焦りを募らせるが、スカイとエムはお節介な混乱を招いてばかり。バーやナイトクラブが立ち並ぶ雑踏を、酒に酔ってひとりさまようタラ。やがて彼女はホテルの隣室の青年たちと出会い、思い出に残る夏の日々への期待を抱くが……。 主人公タラ役に、ドラマ「ヴァンパイア・アカデミー」のミア・マッケンナ=ブルース。「SCRAPPER スクラッパー」などの作品で撮影監督として活躍してきたモリー・マニング・ウォーカーが長編初監督・脚本を手がけ、2023年・第76回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門グランプリをはじめ世界各地の映画祭で高く評価された。
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