佐藤琢磨、アイルトン・セナへの熱い思い告白
2010年10月8日 12:52

[映画.com ニュース] 伝説のF1ドライバー、アイルトン・セナさんのドキュメンタリー映画「アイルトン・セナ 音速の彼方へ」のジャパンプレミアが10月7日、三重・鈴鹿サーキットで行われた。
この日は、同サーキットに入場した先着1万人のなかから、抽選で500人が参加できる高倍率のプレミアイベントということもあり、朝から抽選券を求めるファンが殺到。誰よりも早く映画本編を鑑賞した500人は、セナさんの勇姿にさまざまな思い出を重ね合わせたのか、涙を流すファンも多く見受けられた。
上映前には、F1ドライバーとして活躍し、今シーズンはインディーカーシリーズに参戦している佐藤琢磨が特別ゲストとして舞台挨拶。1987年の鈴鹿サーキットで、当時10歳の佐藤はF1初観戦をしたそうで、「最終コーナーに入るごとに順位を上げてくるセナの圧倒的な走りを目の当たりにして、セナしか目に入らなかった。あの2時間で僕はすっかりセナの虜(とりこ)になったし、あの日の走りが今でもずっと焼きついている」と振り返った。
さらに、セナさんの魅力を「絶対的な走りへのこだわりと圧倒的なスピード」と分析。「今のエンジニアは、マシンのすべてを把握していてマシンのパフォーマンスを常に100%に近づけるけど、昔はドライバーの腕次第で違った。当時、セナだけが100%近くのパフォーマンスを引き出せていたと思う」と目を輝かせながら話した。
「アイルトン・セナ 音速の彼方へ」は、10月8日から日本で世界最速公開。
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