中川翔子、等身大ドラマで初主演も変身願望は不変
2010年10月1日 15:58

[映画.com ニュース] 歌手として、タレントとして、また声優、漫画家など多岐にわたって活躍する“しょこたん”こと中川翔子が、篠原哲雄監督のもと、ケータイ音楽ドラマ「DOR@MO(ドラモ)」第4弾となる「恋の正しい方法は本にも設計図にも載っていない」でドラマ初主演。ファンの熱いリクエストによって劇場公開が決まった同作について語った。
同作は、8月18日にリリースされた中川のシングル曲「千の言葉と二人の秘密」から生まれたオリジナルストーリー。人と接することが苦手な図書館司書のヒロイン・泉(中川)が、建築家の青年ネル(鈴木裕樹)と出会い心を開いていくという恋物語だ。
「主演の話をもらったときはびっくりしました。でも、泉ちゃんの考えていることが自分とそっくりだったんです。だから、会えるものなら泉ちゃんに会ってみたい! 話してみたい! と思いました。脚本を読んですぐに彼女のことが大好きになったんです」
深く共感できるキャラクターだったが、主演と知らされてから1週間後に撮影開始というハードスケジュール。主演というプレッシャーも大きく、「撮影中に体重が3.5キロ減りました」と明かす。「準備期間が短いうえに台本がけっこう分厚かったので、どうやってセリフを覚えればいいんだろうって心配で。一番難しかったのは橋の上でネルに思いを伝えるシーン。セリフは長いし、自分が存在している意味を語るような、普通ではない言い回しだったので、どうしようかと思ったんですが、ちょうど撮影時が夕方のマジックアワーだったんです。風が気持ちよくて、カメラが回り始めたら自然とセリフが出てきました」。そのシーンのOKをもらったときが一番うれしかったとほほ笑む。
そして、これからもさまざまな分野で「自分が生きた証をできるだけ残したい」と意欲をのぞかせる。女優活動に関しては「最初に演技をするなら特撮モノで変身するか、ゾンビやスプラッター役がいいなと思っていたんですが、今回のような等身大のラブストーリーも楽しかった。でも、変身願望とゾンビ願望は捨てていません(笑)」とさらなる夢を語った。
「恋の正しい方法は本にも設計図にも載っていない」は10月2日から、東京・新宿バルト9ほかで公開。
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