ルイ・マル子息、吉瀬美智子と阿部寛の演技を大絶賛!
2010年9月30日 22:00

[映画.com ニュース] 仏ヌーベルバーグの鬼才ルイ・マル監督の傑作を日本でリメイクした「死刑台のエレベーター」のプレミア試写会が9月30日、都内で行われ、主演の吉瀬美智子と阿部寛、緒方明監督、マル監督の子息マニュエル・マル氏らが舞台挨拶に立った。
同作は、1957年にモーリス・ロネ、ジャンヌ・モロー主演で製作された同名サスペンスのリメイク。横浜の総合医療グループの社長夫人が、不倫相手の男を使い夫を自殺に見せかけ殺害しようと画策するが、エレベーターが止まってしまったことで完ぺきなはずの計画が狂い出す。共演に柄本明、津川雅彦、玉山鉄二、北川景子ら豪華キャストが顔をそろえた。
大女優モローが演じた役に扮した吉瀬は、「プレッシャーはあったけど、そのような機会に恵まれてうれしかった。悪女と言われる役だけど、私は愛に忠実で潔く覚悟を決めた女性だと思っている」と説明した。阿部は魔性の女に翻ろうされる男を演じ、「久しぶりに悲劇的な男を演じて新鮮だった。撮影中は身も心もボロボロだったけど、それがかえって良かったと思う。ヌーベルバークの作品をかけ離れた世界であるアジアでリメイクすることに意味があると思った」と述懐。緒方監督は、「歴史的名作を果たしてリメイクする必要があるのか悩んだが、実験的でスリリングなチャレンジと思い、ドキドキしながら撮影をした」と胸を張った。
公開に合わせて緊急来日した映像作家のマニュエル氏は、「素晴らしい作品で大変驚いた。オリジナルに対し忠実でありながらモラルも備えている。何より俳優の演技が素晴らしく、モローの役を演じると決断した吉瀬さんは勇気があると思うし、阿部さんの芝居には心を打たれた」と手放しで絶賛した。
最後に、マニュエル氏からオリジナル版が製作された1957年のシャトー・マルゴーのワインが贈呈され、ヒットを祈願し全員で乾杯した。
「死刑台のエレベーター」は、10月9日より全国で公開。
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