中島美嘉、米映画「バイオハザードIV」に重要な役で出演
2010年9月1日 06:00

[映画.com ニュース] 歌手で女優の中島美嘉が、ミラ・ジョボビッチ主演の人気アクションシリーズ最新作「バイオハザードIV アフターライフ」に出演していることが分かった。
東京・渋谷の109前交差点や渋谷センター街に同作のキャラクターポスターが貼り出されている。そのなかのひとつに「第一感染者」という文字とともにナゾの日本人女性が描き出されており、その正体についてネット上でも憶測が飛び交っていたが、その正体は中島だった。
中島の役どころは、感染するとアンデッド=ゾンビになってしまう「T-ウィルス」の第一感染者。同シリーズでは、すでにウィルスは地球全土に広まり、世界中がアンデッドで埋め尽くされている。その最初の犠牲者が、中島演じる日本人少女だ。まさにシリーズの始まりともいえる、重要な存在となる。
同作のポール・W・S・アンダーソン監督は、中島の起用について「僕は今回、原作ゲームの生まれ故郷である東京をどうしても舞台にしたかった。そして、このシリーズのすべての始まりとなる第一感染者を、ハリウッドで役者をしている日系人ではなく、本当の日本人に演じてもらいたかったんだ。そのためには日本の女優に出演してもらうことが必要不可欠だった」と説明。アンダーソン監督の妻で主演のジョボビッチが、中島の存在を知っていたこともあり「僕もYouTubeでミカの映像を見て知っていたんだ。それで、ミカにしようってピンときたんだ」と話している。
登場場面は渋谷のスクランブル交差点が舞台だが、撮影はカナダのスタジオにセットを組んで行われた。雨のシーンで、中島は何時間も濡れたままの状態だったが、アンダーソン監督は「彼女の集中力は途切れることなく、セリフの一切ない役を表情と動きだけで素晴らしく表現してくれた。僕もミラも、ミカのことが大好きさ」と絶賛している。
中島は、9月2日に東京で行われる同作のワールドプレミアにも登壇予定。来日するジョボビッチと、昨年10月の撮影以来、約1年ぶりの再会を果たす。
「バイオハザードIV アフターライフ」は、9月10日から世界同時公開。
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