「劇場版マクロスF」後編、完全新作で2011年2月26日公開決定

同作は、人気SFアニメ「マクロス」シリーズの25周年記念作品として08年に放映された「マクロスF（フロンティア）」を新たに描き直す劇場版2部作の後編。同シリーズの伝統でもある可変戦闘機バルキリーによるメカアクションや、物語のカギを握る歌、主人公とダブルヒロインの三角関係などを盛り込み、主人公の少年・早乙女アルトとナゾの敵バジュラとの戦いや、2人の歌姫ランカ・リーとシェリル・ノームとの恋の行方が描かれていく。テレビ版に続き、同シリーズのメカデザインや監督などを手がけてきた河森正治が総監督を務めている。

当初、後編の公開は2010年内とされていた。ようやく決定した公開日は予定よりも遅れた日程だが、後編はテレビ版と異なる展開の完全新作が用意されているとも言われており、その出来栄えに期待がかかる。

前編「劇場版マクロスF イツワリノウタヒメ」は09年11月に公開。約30スクリーンという小規模公開ながらも、興行収入5億円以上を記録するヒットになった。劇中の2人のヒロインが歌う楽曲を収録したCDが音楽チャートをにぎわすなど、音楽面でも話題を提供した。

前編は、プレイステーション3用ゲーム「マクロストライアルフロンティア」を収録したハイブリッド仕様のブルーレイソフト「劇場版マクロスF イツワリノウタヒメ Hybrid Pack」（税込み7140円）が、10月7日に発売決定。また、ミュージッククリップ集「娘（にゃん）クリ」も12月15日に発売されるほか、12月22日に東京・日本武道館、同24日に兵庫・神戸ポートアイランドホールで行われるイベント企画も発表された。第2部公開へ向けて盛り上がりを見せ始めた。