ウィル・スミス親子、3人そろって初来日!
2010年8月5日 13:20
[映画.com ニュース] 香港出身の俳優ジャッキー・チェンと米俳優ジェイデン・スミスが8月5日、主演最新作「ベスト・キッド」(ハラルド・ズワルト監督)のプロモーションで会見した。プロデューサーを務めるジェイデンの両親、ウィル・スミスとジェイダ・ピンケット・スミスも同行し、初めて親子3人そろっての来日を果たした。
同作は1984年に大ヒットした青春空手映画を、舞台を中国に、空手をカンフーに置き換えてリメイク。母と2人でアメリカから北京に引っ越してきた少年ドレが、カンフーの達人との出会いを経て成長していく姿を描く。
何度も撮影に足を運んだというウィルは、「良い映画は時代や文化を越えて語り継がれていくものだと思う。僕が子どものころ大好きだった『ベスト・キッド』(84)は、僕に映画を作りたいと思わせてくれる作品だった」と述懐。妻のジェイダは、「ジャッキーの仕事ぶりを間近で見ることはすごく貴重な経験だった。彼は師匠を演じただけでなく、実際にジェイデンの師匠だった」とアジアを代表するアクションスターに敬意を表した。
初めてのキスシーンに挑戦したジェイデンは、「パパから口を閉じるようにアドバイスされたけど、パパこそ口を閉じるべきだよね」と終始ハイテンションなウィルとは対照的なクールぶり。当のウィルは、キスシーンの指南として実際にジェイダにキスをするなど、ラブラブな様子を見せつけ盛り上げた。ジャッキーは、「師匠役のオファーが来て、『ああ、僕もそんな年になったか』と痛感した(笑)。ジェイデンは本当に才能あふれる俳優。このまま武術の訓練を続けたほうがいいから、中国に残るなら僕が養子にする! でもアメリカに帰るなら、ぼくをジャッキー・スミスとして養子にして!」と笑わせた。
また、ウィルは続編の可能性について「考えてはいるけど、素晴らしいオリジナルからどうやって全く新しいストーリーを生むか模索中なんだ。ただ映画を作ればいいわけじゃなくて、世界を少しでもよくできるような映画を作ることが重要なんだ」と真しに語った。
「ベスト・キッド」はソニー・ピクチャーズエンタテインメント配給で、8月14日より全国で公開。