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吉瀬美智子、魔性の女演じ「男性を翻ろうしてみたい」

2010年7月8日 16:02

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ルイ・マル監督の息子も絶賛の仕上がり
ルイ・マル監督の息子も絶賛の仕上がり

[映画.com ニュース] 仏ヌーベルバーグの名作を世界で初めてリメイクした「死刑台のエレベーター」の完成会見が7月8日、都内で行われ、主演の吉瀬美智子阿部寛緒方明監督、小椋悟プロデューサーが出席した。

1957年にモーリス・ロネジャンヌ・モロー主演で製作されたルイ・マル監督の同名作をリメイク。女(吉瀬)が、愛人の男(阿部)に自分の夫を自殺に見せかけ殺害させようと画策。しかし、男がエレベーターの中に閉じ込められたため計画に狂いが生じていく様子をサスペンスタッチで描く。

愛人に殺しをけしかける“魔性の女”を演じる吉瀬は、映画のキャッチコピーでもある「あの人を殺して、私を奪いなさい」というセリフに「普段なかなか言えないですし(笑)、こんなに素敵な方がお相手なので、気持ちよく楽しませていただきました」とニッコリ。緒方監督からは「凛とした強い女性でいてほしい」と指示があったといい、「非日常ですから、映画ならではの演技を心がけました」。役どころとの共通点については、「(男性を)翻ろうしてみたいですね。そこまで思える男性と出会ってみたい」と恥ずかしそうに答えていた。

一方の阿部は「理想をもった真面目な男が、破滅的な恋に落ちる。そんな人間くささを演じようと心がけた。普段は武将とか強い役を演じているので、すごく新鮮だったし、こっちの方が自分に合ってますね」。エレベーターに閉じ込められるシーンでは、「実際、どういう精神状態になるのか、自分自身楽しみながら演じた」と振り返った。

小椋プロデューサーは「大人の鑑賞にたえうる、こびない成熟した映画を作れたと自負している」。実現まではクリアすべき権利問題が多々あったというが、「息子のマニュエル・マル氏をはじめ親族の方々が『ぜひ日本で』と強く後押ししてくれた」と明かした。そして、「父のデビュー作のリメイクをサポートさせていただきとても光栄。出来栄えにも満足している。ブラボー」とマル氏が寄せたメッセージを読み上げた。

メガホンをとった緒方監督は「映画人として、この作品をリメイクするのはとんでもないことだと百も承知しているが、暴挙から快挙が生まれることもある。ルイ・マル監督が25歳のときに撮った作品を、50歳の自分が21世紀に、しかも旬の美男美女を起用しリメイクしたら何か起こるだろうという期待感が支えになった」と語った。

死刑台のエレベーター」は、10月9日より全国で公開。

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