「ターミネーター」の権利を米大手タレント事務所がセールス
2010年6月2日 11:27

[映画.com ニュース] 2月に競売によって「ターミネーター」シリーズの権利を獲得した米投資ファンドのパシフィコーはこのほど、米大手タレント事務所ウィリアム・モリス・エンデバー(WME)を、同権利のセールス・エージェンシーに指名したと発表した。
パシフィコーには映画製作の経験がないため、同権利の落札直後から多くのスタジオ、プロデューサー、出資者などからのオファーが殺到していた。競売では、共同で入札を行いながら敗れたソニーとライオンズゲートも、パシフィコーと交渉を続けていたというが、契約には至らなかった。今後、「ターミネーター」関連作品の製作および権利の獲得をオファーする各団体は、WMEと交渉することになる。もともと米大手タレント事務所は、権利売買の代理を務めることが多い。
権利を保有していたハルシオン・グループから2950万ドルで同権利を落札したパシフィコー。今後のシリーズ1作品ごとに、500万ドルをハルシオンに支払うという条件も含まれている。パシフィコーは、2007年にハルシオンがプロデューサーのマリオ・カサールから同シリーズの権利を3000万ドルで購入した際に、資金を提供していた。
その後、両社間に対立が起こり、ハルシオンは昨夏に連邦破産法第11条の適用を申請、9月に「ターミネーター」の権利を売却することを発表した。競売にかけられたのは、今後の「ターミネーター」シリーズの映画製作権、TVシリーズ制作権、DVD、関連商品すべてについての権利。ハルシオンとワーナー・ブラザースが約2億ドルで共同製作した「ターミネーター4」は、米国内配給をワーナーが、海外配給をソニーが担当して昨年公開され、世界興収3億7100万ドルを記録している。
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