AAA與真司郎、映画初主演も「暗い役多い」と悩み吐露
2010年5月29日 22:19
[映画.com ニュース] エイベックスが、同社の新人タレントを起用して製作する青春映画シリーズ「avexニュースター・シネマ・コレクションVol.2」の第1弾「ラムネ」の初日舞台挨拶が5月29日、東京・ヒューマントラストシネマ渋谷で行われ、篠原哲雄監督、主演の與真司郎(AAA)、前川紘毅、西田有沙、指出瑞貴が登壇した。
高校生活最後の夏、美大への進学をあきらめきれない陽介(與)が、夜間部の教室で出会った少女ルミ(清水美花)にモデルを志願され、自由奔放な彼女に振り回されながら、次第にひかれていく青春ラブストーリー。
與は、「明るくも暗くもないという役柄で難しかった。それに絵が苦手で……」と苦笑い。初出演映画「守護天使」ではニート役だったが、「暗い役が多いんですよ。何でなんですかね」と客席に悩みを吐露した。陽介の親友役で、歌手・前川清の長男・紘毅は「初めてのお芝居でブルブル震えちゃって。でも與先生にご指導いただいて、リラックスできた。もし(演技が)うまくないと思ったら、與先生のせいなので」と笑いを誘った。ふたりは、打ち上げでの生歌披露がきっかけとなって「前川紘毅feat.與真司郎(AAA)」名義で主題歌「君がいれば」を発売することも決定している。
西田と指出は、與演じる陽介を容しゃなく罵倒(ばとう)する同級生役。「決して與さんのことが嫌いというわけじゃないんです」(西田)、「あくまで演技。ムカつくなって思ってもらえばうれしいです。あっ、でも嫌いにはならないでください」(指出)と詰め掛けた與ファンに釈明した。
篠原監督は、「若い役者さんとの仕事は楽しかった。実質4日間の撮影で、高熱におかされたようにガンガン撮ったが、リハーサルなどを通して映画って何だろう、芝居って何だろうと見つめ直す機会になった」。そして、「今、青春真っただ中の人の励みになれば。そして、かつて青春時代を送った人に懐かしさを感じてほしい」とアピール。與は、「短い撮影だったが、内容が濃いものになった。将来に迷っている人、人生の目標を見つけたい人をちょっとでも勇気づけられれば」と力強く語った。