井筒監督&ジャルジャル、女性キャストの毒舌に完敗
2010年5月29日 17:00

[映画.com ニュース] 井筒和幸監督の3年ぶりとなる長編最新作「ヒーローショー」が5月29日、全国100スクリーンで公開。井筒監督をはじめ、主演を務めた若手漫才コンビ「ジャルジャル」の後藤淳平と福徳秀介、ちすんら総勢13人が舞台挨拶に立った。
同作は、芸人志望のフリーター(福徳)と自衛隊上がりの配管工(後藤)の衝突と友情を通して、現代を生きる若者たちの閉塞感や葛藤(かっとう)を描いた青春ストーリー。激しい暴力やセックス描写を理由に、R15+指定を受けている。
井筒監督は、「本当に感無量。よくもこんな悲惨な映画を見に来てくれました。皆さんの心の中にあるものを引きずり出せたら。酔いが覚めたら、語りたくなるはず」とニヤリ。ジャルジャルを主演に起用した理由を、「吉本興業の製作だから」とぶっちゃけ、不良役にそぐわない白いスニーカーをはいた後藤に対し「靴が違う!」と数回ツッコミを入れるなど終始ご機嫌だった。
後藤は、「本当に大変な思いをして、体当たりで演じた。素晴らしい問題作の完成です」と自信満々。福徳も、「稽古(けいこ)に1カ月、撮影は2カ月。かなりハードだったが、無事に完成し、皆さんに届けることができてうれしい」と万感の表情だった。
一方、ヒロインを演じたちすんは「後味良くなかったと思いますが、落ち着いたらまた劇場に足を運んでください」と語り、さすがの井筒監督も「人聞きの悪いこと言うなよ」。さらに、共演の石井あみは「皆さん、気分が悪いと思いますけど……」と追い討ちをかけ、井筒監督を吹き出させた。また、ちすんは撮影前までジャルジャルのことをまったく知らなかったといい、「ネットで調べて、『ああ、この人(後藤)が私の恋人役か』って。正直、どっちでも良かった」ととどめのひと言。女性キャストの毒舌に、井筒監督もジャルジャルのふたりも完敗状態だった。
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