つるの剛士、ドキュメンタリー映画「うまれる」で初ナレーション
2010年5月25日 06:00
[映画.com ニュース] タレントのつるの剛士が、ドキュメンタリー映画「うまれる」のナレーションを担当することになった。人が生まれてきた意味や家族のあり方、生きることを考えるという企画の趣旨に感銘を受け、初のナレーション挑戦を快諾した。
同作は、子どもたちの胎内記憶をモチーフに妊娠から出産までの様子や、出産と隣り合わせにある不妊や流産、死産といった命と向き合う人々の姿を追った。昨年1月に企画を立ち上げ、開設したウェブサイトから参加者を募集したところ、約200人から応募が殺到。そのうち4組の家族の命のドラマを中心に、1年以上を要して撮影した。
メガホンをとった豪田トモ監督は、女性の聖域ともいえる“妊娠・出産”というテーマが、性別に関係なく男性にもできることがたくさんあるのではないかと思ったという。そして実際に、「映画本編では男性が苦闘し、活躍する様子も多く描かれていますが、映画全体の雰囲気を作るナレーターは男性で、という希望が元々ありました」と振り返る。
つるのに白羽の矢が立ったのは、「4人のお子さんのパパであり、2カ月間の育児休暇をとるなど妊娠・出産、そして育児に関して男性も楽しみながらできることがあると自然体で伝えてこられた方」と起用背景を説明。だからこそ、「つるのさんの生き方そのものからかもし出されている、優しい父としての包み込むような声で語っていただきたいと思った」と期待を寄せた。
完成は8月中旬を予定。
「うまれる」はマジックアワー配給で、今秋に公開。