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仲代達矢のエールに、徳永えり「言葉にならない」と感涙

2010年5月11日 19:51

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「うんと泣いて」と自信作をアピール
「うんと泣いて」と自信作をアピール

[映画.com ニュース] 仲代達矢の9年ぶりとなる主演作「春との旅」のプレミア試写会が5月11日、東京・有楽町のよみうりホールで行われ、仲代と共演の徳永えり小林政広監督が舞台挨拶に出席した。

同作は、足の不自由な元猟師の忠男(仲代)が孫娘・春(徳永)とともに、最後の住み処を求めて疎遠になった親類縁者を訪ね歩き、家族との確執や過去と向き合いながら自分自身を見つめなおすロードムービー。仲代は、「映画俳優を60年やってきた晩年の老役者がこんな素敵な映画に出演できて幸せ」と万感の表情。そして、「小林監督のシナリオをそのままやっただけ。実に楽しく演じさせてもらった。私は忠男みたいに頑固ではなく、真面目でおとなしい役者ですが(笑)、忠男の生き方はうらやましい」と語った。

一方の徳永は、「演じたというよりは、春とともに生きた感覚。撮影中はつらいこともあったけれど、だからこそ春ちゃんは存在できた」。大先輩の仲代から、「自分の孫よりも若いが、ひとりの女優として素晴らしかった。スター誕生です! 今後も初心を貫いて、薄っぺらな女優にはならないように」と熱いエール。これには、「言葉になりません。仲代さんら先輩方の(演技への)アプローチなど、いろいろと勉強し吸収する旅だった。みなさんが先生だと思うし、今後もいい経験、いい出会いを重ねたい」と思わず涙ぐんだ。

8年越しの企画を結実させた小林監督は、「台本を書き始めた2003年は、イラク戦争が始まり、映画界全体がすごく政治的、社会的になっていた。映画は時代に寄り添うものだと思う反面、そればっかりになってしまった気もした。だからこそ、自分が映画を志したときに見た、家族を描いた古き良き日本映画を実現させたかった」と熱っぽく話した。仲代は、「自分が出た映画で、こんなこと言うのもなんですが、今(場内に)流れているテーマ曲を聞くだけで泣いちゃう。ぜひうんと泣いてください」とアピールしていた。

春との旅」はティ・ジョイとアスミック・エースの共同配給で、5月22日から全国で公開。

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