成海璃子、体調不良に負けず書道パフォーマンス完遂
2010年4月27日 18:50
[映画.com ニュース] 女優の成海璃子が4月27日、東京・池袋サンシャインシティ噴水広場で行われた、主演映画「書道ガールズ!! わたしたちの甲子園」(猪股隆一監督)の公開記念イベントに体調不良をおして出席し、書道パフォーマンスを披露した。
関係者によれば成海はこの日、風邪による体調不良で午前中に病院で診察を受け、午後からの同イベントに備えたという。イベントでは、成海のほか桜庭ななみ、山下リオ、高畑充希、小島藤子の書道ガールズ5人衆が、袴姿にはだしで登場。同作の主題歌「大切」を歌う3人組バンド「ファンキーモンキーベイビーズ」の熱唱に合わせ、縦4メートル×横6メートルの半紙の上を掛け声とともに踊り跳ねながら「絆」などの文字を書き上げた。
成海は、5人のうち唯一、墨汁を吸うと約20キロの重さになる巨大な筆を抱えて駆け回り「ナマでやるっていうのは違いますね。今までで一番緊張しました。もう(パフォーマンス中のことを)覚えていません。満足はしていないけど精いっぱいやって出し切りました」と安どの表情。体調についても、「大丈夫です」と笑みを浮かべ、プロ根性をうかがわせた。
大筆用の墨汁が入った桶を抱えて走り回った桜庭は、「やる前は璃子ちゃんが大筆をふるっているのに、私が(墨汁)こぼしちゃったらどうしよう、どうしようと心配だったけど、始まったら一心不乱でした」と話した。
同作は、愛媛県の書道部所属の女子高生たちが、不況でさびれた地元の町を活性化しようと書のイベント「書道パフォーマンス甲子園」を立ち上げた実話の映画化。今年1月13日から約1カ月にわたり撮影を行った。成海らはクランクインの約1カ月前から特訓に励み、劇中では吹き替えなしでパフォーマンスを披露している。また5人は、この日のイベントに備え約15時間の特訓を敢行。だからこそ、成海は「吹き替えなしでやった、思い、過程、気合をみてほしい」と呼びかけていた。
「書道ガールズ!! わたしたちの甲子園」はワーナー配給で、5月15日から全国で公開。