実写版「マリア様がみてる」、主演・波瑠は「誇らしく思って頑張りたい」
2010年4月26日 14:41
[映画.com ニュース] 今野緒雪の人気ライトノベルを実写映画化する「マリア様がみてる」(寺内康太郎監督)の製作会見が4月26日、都内の教会で行われ、主演の波瑠、未来穂香ら総勢8人のキャストが出席した。
原作は既刊37冊が累計発行部数540万部を誇る人気作。これまでにもTVアニメなどで映像化されてきたが、実写映画は今回が初めてとなる。舞台は、指導者役の上級生が下級生と「スール」(姉妹)と呼ばれる関係を結ぶことが伝統のお嬢様学校「私立リリアン女学園」。平凡な学園生活を送る1年生の福沢祐巳(未来)が、ひょんなことから生徒会組織「山百合会」に所属する2年生で、スター的存在の小笠原祥子(波瑠)の「妹」に選ばれたことから始まる青春物語。
波瑠は、「Seventeen」専属モデルのかたわら、「女の子ものがたり」「武士道シックスティーン」など女優業にも活動の場を広げている。人気小説の映画化への主演に、「プレッシャーや不安も大きかったけど、それだけたくさんの人に愛されている作品に出演できることを誇らしく思って頑張りたい」。ダブル主演の未来は、「ラブベリー」専属モデルとして活躍しているが、映画は初出演。「女優という仕事が大好きになっていたときだったので、運命を感じました。プレッシャーもあるけど、楽しみなこともたくさんあります」と初々しく話した。
また、原作者の今野からは「実写映画ならではの強みをいかして、素敵な作品に仕上げてくださることを信じています。我が子をどうぞよろしくお願いします」とメッセージが届いた。波瑠は、「小説では表現しきれなかったことも表現できるかもしれない。映画ならではの『マリア様がみてる』になるよう頑張ります」と意欲を新たにした。
会見には、平田薫、滝沢カレン、秋山奈々、坂田梨佳子、三宅ひとみ、広瀬アリスが出席した。
「マリア様がみてる」は5月中旬にクランクイン。ジョリー・ロジャー配給で今秋全国公開。