加藤清史郎、「桜田門外ノ変」で大沢たかおの息子役に
2010年4月2日 05:00

[映画.com ニュース] “こども店長”こと加藤清史郎が、吉村昭の時代小説を佐藤純彌監督が大沢たかお主演で映画化する「桜田門外ノ変」に出演することがわかった。佐藤監督の熱いラブコールを受け、3月26~29日の4日間に千葉・印旛の「房総のむら」で集中して撮影に臨んだ。
加藤にとって、時代劇への出演はNHK大河ドラマ「天地人」、阪本順治監督作「座頭市 THE LAST」に続いて3作目。前2作は農民の役だったため、「初めて刀をさすことができて、とてもうれしい!」と喜び現場の雰囲気を和ませていたという。今回は、全編にわたり緊張感あふれるシーンのなかで唯一、家族団らんの穏やかなシーンでの登場になった。
同作は、水戸藩の開藩400周年を記念した企画で、総製作費約10億円の大型時代劇。桜田門外の変は、1860(安政7)年3月に関鉄之助を中心とする水戸藩士17人と薩摩藩士1人が、江戸城の桜田門外で大老・井伊直弼を暗殺した事件で、映画では首謀者を主人公に据えた視点で描かれる。

佐藤監督は、“こども侍”を「とにかく達者な俳優さんで、どのシーンでもしっかり役に入り込み、心から芝居に取り組んでいました。演出指導は全く行なわず、ふすまを開けるきっかけや名前を呼ばれてリアクションするタイミングだけ伝えました」と述懐。それだけに、「大人のスタッフが大勢いるなかで、普通の8歳なら物怖じする年齢なのに、現場に台本も持ち込まず堂々と演じる姿に大物感を感じました」と絶賛する。
父・鉄之助役の大沢も、「とにかくすごく賢い俳優さんだと思いました。芝居を見ていてもとても自然体だし、俳優が持ちうる演技の感覚も非常に長けていて、僕が言うのもおこがましいですが大変感心しました」と舌を巻く。そんななかでもしっかりと交流を深めたようで、加藤は「撮影のないときは、大沢さんと竹とんぼをして遊びました。すごく優しかったです」と語った。
撮影では、テストを含む本番で1度もNGを出すことはなかったそうだが「時代劇はセリフに漢字が多いので、読み方がとても難しいです。特に“弘道館記述義(こうどうかんきじゅつぎ)”は何度も練習しました」と子役らしい一面も。それでも、シリアスなシーンでは、泣き崩れる家族に対して「泣いてはなりませぬ。父上はお考えあってのこと」と声をかけ、父を信じるひとりの武士としての凛々(りり)しい姿に思わず涙を流すスタッフもいたという。
「桜田門外ノ変」は東映配給で、10月16日から全国で公開。
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