劇場版「銀魂」、シリーズ続行宣言に女性ファン熱狂!
2010年3月26日 11:28
[映画.com ニュース] 2003年に「週刊少年ジャンプ」で連載が開始された空知英秋の人気漫画を映画化した「劇場版 銀魂 新訳紅桜篇」の公開を記念し3月25日、東京・両国国技館で1万人規模のファンイベント「銀魂春祭り2010(仮)」が行われ、主人公の坂田銀時役の杉田智和ほか人気声優8人が登場した。
異星人・天人(あまんと)との戦争を繰り広げた結果、価値観が変わってしまった架空の江戸時代末期を舞台に、天人の出した廃刀令によって刀を失った銀髪の侍・銀時が、仲間とともに町で起こるトラブルを解決すべく活躍する。劇場版は原作で屈指の人気を誇るエピソード「紅桜篇」を新たな解釈で再構築している。
およそ9割が女性ファンで埋め尽くされた同館。第1幕では、2006年からテレビ東京で4年間オンエアされ、この日最終回を迎えたTVアニメを上映。第2幕では声優全員が勢ぞろいし、黄色い歓声のなか、シリーズの名エピソードを生アフレコで披露する大反省コーナーや、人気キャラ“お通ちゃん”(寺門通)のライブが行われた。
そして第3幕では「劇場版 銀魂」冒頭3分の初披露後、声優が再登場。この4年を振り返り、「自分が演じる土方には『てめえら全員、士道不覚悟で切腹だ!』という決めセリフがある。でも腹は切っちゃダメ(笑)。生きてまた会いましょう!」(中井和哉)、「今日、『銀魂』がいろんな人に愛されていると肌で感じました」(志村新八役の阪口大助)としみじみ語った。
だがTV版に続き、劇場版の監督2人が「原作者の空知さんが今ここに来られていないということは、きっと新しい原稿を描いてると思います。ストックが溜まったら、またこのメンバーで頑張りたい」(藤田陽一監督)、「『銀魂』は全然終わりじゃない。まだ始まってもいねえよ! 必ず帰ってきます」(高松信司監督)とシリーズ続行を宣言すると、会場からは割れんばかりの拍手が巻き起こった。杉田は、「この4年間、たくさん爆笑してもらった。ひとりで生きるより、みんなで楽しむ方がずっと面白い。隣にいる人に優しくして、また明日から一緒に爆笑してください」と名言で締めくくっていた。
なお、この日の模様は全国主要都市のシネコン28スクリーンで生中継。国技館と合わせ、約2万人のファンが参加した巨大イベントとなった。
「劇場版 銀魂 新訳紅桜篇」はワーナー・ブラザース配給で、4月24日から全国公開。