小栗旬&長澤まさみ「岳-ガク-」で7年ぶり映画共演
2010年3月19日 05:00

[映画.com ニュース] 小栗旬と長澤まさみが、“山岳愛好家のバイブル”と呼ばれる石塚真一の人気漫画を映画化する「岳-ガク-」に出演することが決まった。2人の共演は、「ロボコン」(2003)以来7年ぶり。原作の大ファンだという小栗は出演オファーに歓喜し、長澤も役作りのために髪を30センチ切って並々ならぬ意欲を見せている。
同作は、山をこよなく愛する山岳救助ボランティアの主人公・島崎三歩と登山者たちとの温かい交流を軸に、ときとして牙をむく山の厳しさをリアルに描く。小栗が演じる三歩は、世界中の巨峰を登り歩き、高度な山岳技術と山の恐ろしさを知る男。誰よりも山を愛しているため、自分の過失で遭難した者に対しても責め立てることはしない。要救助者が死んでしまっていても、遺体に向かって「よく頑張った」といたわりの声をかける場面は、原作でも多くのファンを引きつける人気のシーンだ。
昨年末から3カ月にわたる真冬の山岳トレーニングを開始した小栗。あまりの上達の早さに、当初予定のなかった「アイスクライミング」や「懸垂下降」といったトップクラスの山岳技術を要するシーンが追加された。だが、実は高所恐怖症だそうで「山に入ってからは、自然に『山が大好きな三歩』の気持ちになっているので不思議です。今は山を走り回りたい気分。何よりも無事に撮影を終えることを一番に頑張ります」とコメントを寄せた。
臼井央プロデューサーは、「登山者たちに満面の笑みでかける『よく頑張った』という言葉を誰に発してもらえば一番魅力的かと考えたところ、小栗さん以外にはないと思った」と起用理由を説明。実際に総重量50キロの装備でアイスウォールをアックスで登る姿が、「原作コミックの三歩そっくりだ」と製作陣を驚嘆させたという。
一方、長澤が演じるのはヒロインの椎名久美。大自然の猛威に翻ろうされながらも、たくましく成長していく新人女性救助隊員を体当たりで演じる。長かった髪をバッサリと短くし、「すごく勇気がいりましたが、気持ちが切り替わりました。山では体力の限界を感じたり精神的にも不安定になって、自分との戦いだと思うけど、私もいつも一生懸命な久美ちゃんに近づいていきたいと思います」と意気込んでいる。
撮影は3月14日に八ヶ岳でクランクインしたばかり。今後は八方尾根、奥穂高岳、立山連峰など標高3000メートル級の日本アルプスで過酷な雪山ロケを敢行し、6月に撮了予定。監督は、「花より男子」や「モップガール」など人気ドラマを手がけてきた片山修が、「ヒートアイランド」以来2度目のメガホンをとる。そのほかに佐々木蔵之介、石田卓也、市毛良枝、渡部篤郎らが脇を固める。
「岳-ガク-」は東宝配給で、2011年に全国で公開予定。
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