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悩み多き21歳・里久鳴祐果 “魔神”甦らせる!特撮ドラマ「大魔神カノン」発表

2010年3月2日 11:34

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オーディションで見事 主役を勝ち取ったラッキーガール
オーディションで見事 主役を勝ち取ったラッキーガール
(C)文化通信

[映画.com ニュース] 1966年に製作・公開された特撮時代劇映画「大魔神」シリーズを、44年ぶりにテレビシリーズとして復活させる、テレビ東京系「大魔神カノン」の発表会見が3月1日、都内の同局で行われた。

主人公・カノン役の里久鳴祐果(りくな・ゆか)は、1000人以上のオーディションから選ばれた21歳。性格は、心を閉ざすカノンと「基本的に真反対」と言うが、悩み多きところは同じで「恋愛のことや、家族のこととか……。深くお話するには1対1で2時間かかっちゃいます」と照れ笑い。

一方、「仮面ライダークウガ」など平成ライダーの生みの親でもある角川書店の高寺重徳プロデューサーは「悩みながらも明るく生きようとするところが役と共鳴してくれるんじゃないかと思った」と里久鳴の起用理由を話した。

旧「大魔神」シリーズといえば戦国時代を舞台に、圧政に苦しむ民衆の祈りで巨大な武神像が動き出し、圧倒的な“怒り”で悪人を懲らしめるというのが王道のストーリー。新テレビシリーズでは、その基本的な流れは引き継ぎつつ、舞台は戦国から現代へ、テーマは“怒り”から武神を動かすための“祈り”へと変化させている。東京で人に裏切られ傷心しきった女子大生・カノンが、その清らかな歌に込められた“祈り”でブジンサマ(大魔神)を目覚めさせるのが、今回のあらすじ。

7カ月に及んだ撮影はすでに終了済みで、テレビドラマでは異例の総制作費10億円を費やしていることも話題。また、人間を慕う“オンバケ”や人間を嫌う “イパダダ”など、怨霊が蠢く世界感を最新CG技術で表現。里久鳴は「何もない(ブルーバックな)ところで、ひとりで芝居するのが大変だった。全部が想像の世界だった」と懐かしげに振り返り、「カノンとともに私自身も成長することができたかな」とはにかんでいた。

「大魔神カノン」は、テレビ東京系で4月よりスタート(全26話)。テレビ東京では、4月2日より毎週金曜深夜1時23分放送。(映画.com×文化通信.com)

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