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「ロマンポルノ」デビューの高尾祥子、初日に笑顔

2010年2月14日 11:26

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中原俊監督は“古巣”復帰にニンマリ
中原俊監督は“古巣”復帰にニンマリ

[映画.com ニュース] 1971~88年のわずか17年間で1133本が製作された「にっかつロマンポルノ」が、「ロマンポルノ・RETURNS」として22年ぶりに復活。その記念すべき復活第1弾「団地妻 昼下がりの情事」が2月13日、東京・渋谷のユーロスペースで初日を迎え、主演の高尾祥子三浦誠己、ロマンポルノ出身で今回“古巣”に復帰した中原俊監督が舞台挨拶に立った。

同作は、71年に誕生したロマンポルノ第1作「団地妻 昼下りの情事」を現代風にアレンジしたもので、主演に抜擢された劇団「東京乾電池」の高尾が初ヌードに挑戦したほか、オリジナルに主演した白川和子が特別出演している。

高尾は、「オリジナルは劇的な展開だったが、今回は日常を淡々と描き、心の動きが表現されている。新しい作品として見ていただければ」と笑顔でアピール。濡れ場の相手役を務める三浦は、「監督から濡れ場の最中に『もっと下に!』と声をかけられて、やりにくかった」と苦笑いを浮かべた。オールアフレコで順撮りしていくというロマンポルノの“掟”にこだわった中原監督は、「撮る順番がすごく重要。お互いが気持ちを通わせる過程や、ドキドキ感がロマンポルノの“へそ”」と熱っぽく語った。

元お笑い芸人という経歴を持つ三浦は、撮影現場で白川と対面するなり「あんた、大丈夫なの?」と声をかけられたほか、M-1グランプリ出場を目指す白川から「ネタの作り方を教えて!」と迫られたことを明かした。

同作はユーロスペースで上映されるほか、スカパー!HDによるPPV(ペイパービュー)放映が同時に行われる。

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