生田斗真、映画初主演も「胸を張って自信作と言える」
2010年1月27日 20:57

[映画.com ニュース] 太宰治生誕100周年を記念し、代表作のひとつを実写映画化した「人間失格」の完成披露試写会が行われ、主演の生田斗真、伊勢谷友介、石原さとみ、小池栄子、坂井真紀、森田剛、石橋蓮司、荒戸源次郎監督、製作総指揮の角川歴彦らが舞台挨拶に登壇した。
津軽の資産家に生まれた葉蔵(生田)は、幼いころから周囲になじめずにいたが、上京先の画塾で遊び人の堀木(伊勢谷)と出会い、酒と女に溺れる放とう生活を送るようになる。しかしそんな日々にも虚しさを募らせていくばかりの葉蔵は、やがて破滅の道をたどっていく。
映画初出演にして初主演に挑んだ生田は、「『人間失格』は、本当に胸を張って自信作と言える作品。こうして見ていただく日を心待ちにしていたので感無量です。素敵な先輩方に囲まれた、素晴らしい現場でした」と振り返った。生田演じる葉蔵を堕落した日々にいざなう悪友・堀木役の伊勢谷も、「“映画”を見たという感じを与えてくれる、重厚な作品に仕上がっています」と出来に太鼓判を押していた。
葉蔵を取り巻く女性たちには、日本映画界を代表する女優陣が結集。室井滋が「斗真くんのファンの方には目を覆いたくなるようなシーンが……本当に暑い夏でございました」と振り返ると、三田も「私もそんなことになるとは思っていなかったので、皆さんにショックを与えるかも……」と意味深な発言で会場を沸かせた。
荒戸監督は、「絢爛たる美しい女優の皆さんをはじめ、美しい人はより美しく、そうでない人はそれなりに(笑)、堪能してください。この映画は3度目からが1番面白いので、映画館でも見てもらえればうれしいです」としっかりPRしていた。
「人間失格」は角川映画配給で、2月20日から全国で順次公開。
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