中村玉緒、女王様ドレス姿で“勝新”の思い出に浸る
2009年12月21日 17:30
[映画.com ニュース] 英国女王ビクトリアと夫アルバートとの深いきずなを豪華絢爛な映像で描いた「ヴィクトリア女王/世紀の愛」の公開記念イベントが12月21日、東京・六本木のシネマート六本木で行われ、女優の中村玉緒がトークショーに出席した。
同作は、わずか18歳で即位したビクトリア女王(エミリー・ブラント)と夫アルバート(ルパート・フレンド)が、幾多の危機を乗り越えて夫婦の愛を深めていく姿を、アカデミー賞受賞歴をもつ豪華スタッフ・キャストで描いた歴史叙事詩。
中村は、実際に劇中で使用した豪華なドレスに身を包み「ウエストが入った!」と大興奮。「何10年も女優をしているが、いつも和服ばかりでドレスは初めて。映画の中の女王とは使用前・使用後みたいですわな」と玉緒節で場内を沸かせた。
さらに、「夫婦の危機を乗り越える姿が素晴らしい。すごいベッドシーンもございますよ! 私もあんなのしてみたいな(笑)」と熱烈アピール。「ビクトリア女王は暗殺(未遂)をきっかけに危機を乗り越えるが、うちは暗殺以上に恐ろしいことが……」と、 1990年に亡き夫・勝新太郎さんが起こした麻薬事件をほのめかし、会場の爆笑を誘った。また、女王と同様に夫の遺品をすべて手元に残してあるといい、「照れ屋で腕も組めなかった夫が、ただ1度だけ、スイスでペアの時計を買ってくれたことがある。私がわがままな夫を陰で支えたと思われているが、本当は逆だったのかも」としみじみ話した。
「ヴィクトリア女王/世紀の愛」は12月26日公開。