日本映画「フツーの仕事がしたい」ドバイ映画祭で最優秀ドキュメンタリー賞
2009年12月17日 11:37

[映画.com ニュース] 第6回ドバイ国際映画祭で12月16日、日本映画「フツーの仕事がしたい」(土屋トカチ監督)が、最優秀アジア・アフリカ・ドキュメンタリー賞を受賞した。同賞は、昨年の「精神」(想田和弘監督)に続き、2年連続で日本映画が戴冠したことになる。
土屋監督は、自分の名前が呼ばれた瞬間を「ロンドン(今年のレインダンス映画祭でベスト・ドキュメンタリー賞受賞)の時はパニックになりましたが、今日は落ち着いて『よっしゃ、来た!』と思いました」と振り返った。また、「日本では賞をいただけなかったのですが、海外での評価が高くてうれしい」とコメントした。
同作は、劣悪な労働環境に置かれた日本のセメント輸送運転手が、ユニオン(労働組合)の力を借りて、会社側と闘う様子を描いている。「ドバイでの上映を見た観客から、この映画と同じことは世界中で起こっているので、どの国の人が見てもハートに響くと言われたのが印象的だった」と語った。賞金の4万ドルの半分は、同作の製作に協力してくれた人々に分配し、残りは次回作につぎ込むという。
同映画祭のコンペティション部門は、アラブ映画部門とアジア・アフリカ映画部門に分かれ、それぞれに最優秀作品賞、最優秀ドキュメンタリー賞が設けられているため、4つの主要な賞のひとつを獲得したことになる。また、日本とイラクの共同製作による「僕たちのキックオフ」が、アラブ映画部門の奨励賞を受賞している。
関連ニュース






映画.com注目特集をチェック

“最高&最幸”の一作!
【過去最高の評価!最も泣いた!】ありがとう、そして…さようなら!? 結末は絶対に観て…!
提供:キノフィルムズ

“ハリポタファン”に熱烈に推したい
【夢のような空間がここにある】ぜひ堪能してほしい特別すぎる体験だった【忖度なし正直レビュー】
提供:ワーナー ブラザース スタジオ ジャパン

たべっ子どうぶつ THE MOVIE
【裏切りすんごい】キッズ向けとナメてたら…全然“甘くなかった”!!嘘やろ、こんな…ええんか…?
提供:クロックワークス、TBSテレビ

地上波では絶対ムリな超過激作
【超暴力的・コンプラガン無視!】狂キャラが常軌を逸した大暴れ!!【敵の事務所にロケットランチャー】
提供:DMM TV

なんだこの強烈に面白そうな映画は!?
【尋常じゃなく面白そうな6つの魅力】予告だけで「めちゃくちゃ良さそう」が湧き上がる…観なければ!
提供:ディズニー