サトエリ、“運命の人”柳楽を「勝新みたい」と絶賛
2009年11月17日 11:33
佐藤と柳楽は初共演だが、柳楽が「誰も知らない」でカンヌ映画祭に参加した際、別の仕事で現地にいた佐藤を見つけて「あっ、サトエリだ!」と声を上げたことがあったそうで、「何かの縁を感じる」と感激もひとしおの様子。佐藤も、「カンヌで運命の出会いを果たし、初共演となりました」と思い出話で盛り上がった。
小説家の山田が自らの同名小説を初メガホンで映画化した本作は、それぞれに問題を抱えた27歳の書店員・夏樹(佐藤)と17歳の高校生・光治(柳楽)が本を介して知り合い、互いに支えあいながら生きていく姿を描くドラマ。佐藤は、「突拍子もない役をやることが多いけれど、今回は普通にいるんじゃないかと思う等身大の役。年齢も(自分と近い)27歳だし、年を取ることが楽しくなる役でした」と振り返った。さらに、読書家としても知られる佐藤は、あまり本を読まないという“運命の人”に「柳楽くんは役者としてのたたずまいをもっているので、勝新太郎さんの『道』をおすすめしたい。(将来は)勝新さんみたいに(中村)玉緒さんのような素敵な奥さんを見つけてください」と助言。柳楽は、「勝新さんは大好きなので、うれしいです」と照れくさそうに笑った。
「すべては海になる」は2010年1月23日全国公開。