諏訪敦彦と仏俳優イポリット・ジラルドが「ユキとニナ」で共同監督
2009年11月14日 19:08

[映画.com ニュース] 「不完全なふたり」「パリ・ジュテーム」の諏訪敦彦監督と、「愛のあとに」「イヴォンヌの香り」の名優イポリット・ジラルドが共同監督に挑んだ「ユキとニナ」。両監督は11月14日、会見を行った。
フランス人の父と日本人の母の間に産まれたパリ育ちの少女ユキは、両親の離婚により突然日本へ引っ越すことになる。親友のニナと別れたくないユキは何とか両親の離婚を止めようと奔走するが、家出の果てにたどり着いた森で迷子になってしまう。
オムニバス映画「パリ・ジュテーム」の1編「ヴィクトワール広場」で監督と俳優として出会った2人は、徐々に親交を深めていったという。諏訪監督は、「スタッフから、どうやって撮るの? と聞かれましたけれど、僕たちも分からなかったんです。やってみないと分からないと思っていたし、仕事を分担するのではなく、1人でやることを2人でやることが重要だったんです。映画の面白さってたった1人で作り出すものじゃないと思うのです」と話した。
ジラルドは劇中で重要なカギとなる森について、「森は自分の世界を作り出すことができる、自由な場所だと思います。それに普遍性もあって、例えばフランスと東京という都市には大きな違いがありますが、日本とフランスの森にはさほど違いはないでしょう」と分析。それでも、「カメラの前にいるときは、映画は現場で作られていると思っていましたが、実は映画とは長いプロセスを経て作られるものだなんだなということが分かりました(笑)」と監督業が認識を改めるきっかけになったことを明かした。
「ユキとニナ」は、2010年1月23日から全国で順次公開。
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