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黒木瞳、沖縄戦生き抜いた少女に平和誓う。テレ東ドラマSP「白旗の少女」

2010年7月1日 17:13

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命の大切さを考えるきっかけに
命の大切さを考えるきっかけに
(C)文化通信

[映画.com ニュース] テレビ東京の開局45周年記念ドラマスペシャル「白旗の少女」が9月30日に放送される。太平洋戦争末期の沖縄で撮られた「白旗の少女」の写真、その少女本人で、現在も沖縄に住む比嘉富子さんによる原作をドラマ化したもの。このほど行われた発表会見で、その比嘉富子さん役を演じた主演の黒木瞳と子役の八木優希が比嘉富子さんと対面し、後世にその思いを伝えていくと誓った。

「白旗の少女」とは、1945年6月に、激戦下の沖縄でアメリカ軍カメラマンが撮った1枚の写真に写った少女のこと。当時7歳だった比嘉さんが、白旗を掲げ笑顔で手を振る姿が印象的で、学習教材などで取り上げられている。ドラマは、戦後に写真の少女が自分だと知った比嘉さんが記した戦争体験記をもとに制作され、黒木が戦後成長した富子を、八木が戦渦を生き延びる少女時代の富子を演じた。

会見で、黒木は「写真はTVなどで見たことがあり、今回その真実を知ることができた。(比嘉さんは)辛い思い出だから封印したかっただろうに。でも伝えていかなきゃいけないんだという熱い思いが伝わる」と神妙な面持ち。比嘉さんとの対面を「とてもお元気でいらして。他人事ではなくうれしい」と喜び、「今も世界のどこかで戦争が起きている。こういった作品に参加するのは、役者としてできることのひとつ。学校などでも上映してほしい」と力強く話した。

8歳の八木は、同世代で沖縄戦を経験した比嘉さんについて「3秒に1人が死んでいく激しい戦争を1人で生き残った。すごいと思う」。また、比嘉さんから「辛いシーンばかりなのに一生懸命やってくれたね」と褒められると、はにかみながら「(沖縄ロケの)エキストラの方の中には、当時の富子さんに会った人もいて『自分だけ生き残ればうれしいわけじゃない』と教えてもらった。戦争をやっている国の人に見てもらいたい」と話した。

ドラマ化にあたり、比嘉さんは「素晴らしい方々に引き受けてもらって、こうしてお会いすることもできて、こんなに幸せなことはない」と感無量の様子。「平和な今の日本にも、心の葛藤という名の戦争がある。なぜすぐに自殺してしまうのか。お父さんやお母さん、お祖父さん、お祖母さんのことを考えると、どんなに苦しくても頑張れるんじゃないかと思う。なにがなんでも命を大切にしてほしい」と訴えた。

「白旗の少女」は、テレビ東京系で9月30日の午後9時より放送。(映画.com×文化通信.com)

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