声優・山寺宏一が、バブル時代の「マッド」体験を告白!
2009年9月4日 12:00

[映画.com ニュース] 大手広告代理店を舞台に敏腕広告マンたちの熾烈なバトルと、その影でしたたかに生きる女たちの生き様をエネルギッシュに描いた話題の海外TVシリーズ「マッドメン」で、主人公ドン・ドレイパー(ジョン・ハム)の日本語吹替えを担当する山寺宏一が、作品の見どころや声優業界の「マッド」な体験談を打ち明けた。
エミー賞、ゴールデングローブ賞で数多く受賞するなど、高い評価を受けている本作について、山寺は「人物描写が実に奥深くて、見応えがありますね。見れば見るほど良さがじんわりと伝わってくるドラマだと思うし、僕自身、ドンの声をやればやるほどハマっています」と大人の鑑賞に堪えうる本物のドラマだと語る。
1960年代初頭のニューヨークを舞台にしたこの作品。当時は人種差別や女性蔑視が当たり前で、誰もが皆タバコを吹かし、オフィスにはブランデーの瓶まで置かれた「マッド」な時代だった。一方、山寺が声優としてキャリアを歩み始めた1980年代後半、日本の声優業界にもバブル景気ならではの、今では信じられない逸話が数多くあったという。
「そこそこ人気が出てくると『CD出しとく?』みたいなノリで、声優がCDをリリースしていましたよ。今もアイドル声優の方がCDを出したりしていますが、その頃はもうかなりユルい感じで(笑)」と当時を振り返る山寺。本人も歌ものからギャグドラマまで十数タイトルを発表した他、日高のり子、関俊彦とユニットを結成し、なんとロサンゼルスでレコーディングを行った。「しかもオケは日本で録音しておいて、歌だけロスで収録するというぜいたくぶり(笑)。僕自身、初めての海外旅行で、ホント観光気分でした。これもバブルのおかげですね」
そして、デビューから約25年。現在も声優業界のトップを走り続ける山寺が、本作では広告業界を戦い抜く百戦錬磨のクリエイティブ・ディレクター役に挑戦している。「心の隙間を埋めるか、あるいは何かをえぐり出すか」と山寺が語る、濃密なヒューマンドラマ「マッドメン」はシーズン1のDVDが好評発売&レンタル中。
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