伝説的なソウル&ディスコ番組「ソウル・トレイン」が映画化!
2009年8月31日 12:00
[映画.com ニュース] 伝説的なTV音楽番組「ソウル・トレイン」が、ワーナー・ブラザースにより映画化されることが分かった。米バラエティ誌が伝えたもので、93年まで名物ホストとして活躍した番組創始者ドン・コーネリアスがプロデューサーのひとりとして加わるという。
同番組は、1971年から2006年まで35年間放送された音楽ダンス番組。R&B、ソウル、ヒップホップ、ジャズ、ゴスペルといったダンサブルな音楽に合わせて、一般参加した視聴者がダンスを繰り広げるという内容で、大人気を博した。番組主題曲「ソウル・トレインのテーマ」(歌・演奏MFSB featuring スリー・ディグリーズ)は70年代ディスコサウンドの名曲とされる。また、番組内容については、「チャーリーズ・エンジェル」(00)の劇中で、キャメロン・ディアス演じるナタリーがダンスを繰り広げた番組としておなじみだ。
そのドラマは、1980年代のロサンゼルスを舞台に、ダンスの才能がありストリートで名をはせた若者が、スラム街からの脱出する成功を夢見てTV番組「ソウル・トレイン」のレギュラーダンサーを目指し悪戦苦闘するという、青春ダンスムービー「ステップ・アップ」(06)に似たストーリーになるようだ。
脚本を担当するのは、マルコム・スペルマンという新人ライター。アメリカ・フェラーラ、フォレスト・ウィテカーらが主演する2010年公開のコメディ映画「ファミリー・ウェディング」を手がけている。「今日私たちが見ているヒップホップダンスのすべては、あの時代にあの番組の中で生まれたものだよね。僕も子どもの時には、あのダンスを全部踊ってみせたものさ。ドン(・コーネリアス)から聞いた話を取り入れながら物語を書いているが、彼は今でもクールなゴッドファーザーだね」とスペルマンは語る。
噂では本作の主人公候補として、ラッパーでダンサーのクリス・ブラウンが水面下で調整されていたようだが、今年2月の恋人リアーナへの暴行事件で有罪が確定し、その話はふいになったようだ。