話題沸騰のドラマ「マッドメン」、アメリカ人の半数は「分かったふり」
2009年8月21日 12:00

[映画.com ニュース] 60年代のニューヨークを舞台に、敏腕広告マンたちの欲望と葛藤渦巻くドラマが繰り広げられる人気シリーズ「マッドメン」。07年7月の放送開始以来、わずか2シーズンのうちに、エミー賞やゴールデングローブ賞を制した今最も注目されるドラマだ。9月に授賞式が行われる第61回エミー賞でも、ドラマ・シリーズ部門最多の16部門にノミネートされている。
もともとこのドラマ、特に有名な俳優も出演しておらず、シーズン1の平均視聴者数はわずか90万人というマイナーな番組だったが、全米批評家がこぞって絶賛し、さらに昨年のエミー賞ドラマ・シリーズ部門の作品賞に輝いたことで一気にブレイク。8月16日に放送されたシーズン3のプレミアは、番組史上最高の視聴者280万人を獲得した。いまや、主演俳優のジョン・ハムや彼の妻役のジャニュアリー・ジョーンズ、奔放な秘書役のクリスティーナ・ヘンドリックスなどは、すっかりセクシーアイコンの仲間入りを果たしている。
そんななか、コメディアンのアンディ・ボロウィッツが、米ハフィントン・ポストに連載するコラムのなかで興味深いデータを紹介している。米ミネソタ大学世論調査研究所の調査結果によると、アメリカ人の半数以上が、「マッドメン」の何がそんなにすごいのかよく理解していないが、分かったふりをしているというのだ。
同調査によると、50%以上の人が次の意見に対して「非常にそう思う」と答えたという。「自分には、なぜ『マッドメン』がそんなに騒がれているのかまったく分からないが、それを認めたらバカだと思われるのではないかと怯えている。『30 Rock』のときもそうだった」
「マッドメン」は、シーズン1のDVDがセル・レンタル中。
関連ニュース




