八嶋智人が月船さららに大きな勘違い!?「つむじ風食堂の夜」製作発表会見
2009年7月17日 12:00
[映画.com ニュース] 吉田篤弘の同名ロングセラー小説を映画化した「つむじ風食堂の夜」の製作発表記者会見が7月16日、東京・赤坂のANAインターコンチネンタルホテル東京にて行われ、主演の八嶋智人、月船さらら、スネオヘアー、篠原哲雄監督が登壇した。
本作は、架空の街・月舟町にあるちょっと風変わりなつむじ風食堂に集う、至って普通な私(八嶋)と、口の悪い舞台女優の奈々津さん(月船)、無口なマスター(スネオヘアー)ら個性的なメンバーが繰り広げるほのぼのとした群像劇。撮影はすでに昨年12月に終了している。
「オー・ド・ヴィ」そして本作と、たびたび函館で撮影を行っている篠原監督は、「日本だけど日本じゃない感覚にさせてくれる、不思議なムードを持った街。これからもずっと行き続けたい」と、函館の魅力を説明。「(今回も)9日間という短期間だったにも関わらず、奇跡的に晴れ、雨、雪と撮影することができて、神様に導かれたとしか思えない」と、撮影を振り返った。
一方、原作を読み「すごくチャーミングな話だなと思っていたが、まさか自分が演じることになるとは思わなかった」という八嶋は、「これは自慢になるんですが……」とおもむろに切り出し、「吉田先生にお会いしたところ、僕をイメージして書かれたと。ですから今回は、全くブレることなく演じることができました」と、自信のほどをアピールした。
さらに、共演した月船の印象を聞かれると、「コミュニケーションを取らなきゃと思って、撮影初日に『僕はもう少しドライなお芝居が好きなんです』と単刀直入に言ったら、しっかりとお芝居を変えてくれた。いま思えば、ただ女優としての仕事を全うされただけなのに、『あ、これは僕に気があるな』と思ってしまって、すっかり翻弄されてしまいました」と語って、笑いを誘っていた。
「つむじ風食堂の夜」は09年全国順次ロードショー。