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西島秀俊「殴るのが楽しくなって…」、「蟹工船」初日にドSを告白

2009年7月6日 12:00

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妙にサディスティックな登壇者たち
妙にサディスティックな登壇者たち

[映画.com ニュース] 80年前に発表された小林多喜二の古典文学を映画化した「蟹工船」(SABU監督)の初日舞台挨拶が、7月4日、東京・渋谷のシネマライズで行われ、日本映画でおなじみの松田龍平西島秀俊新井浩文柄本時生といった男優陣の顔が出揃った。

原作の「蟹工船」は、蟹の缶詰加工を行う漁船を舞台に、劣悪な環境下で働く労働者たちの闘争を描いた、プロレタリア文学の代表作。不況が騒がれる昨今、多喜二没後75年にあたる08年には書店から文庫本(新潮社)人気に火がつき、上半期だけで異例の40万部が売れる大ブームに。昨年末には新語・流行語大賞トップ10入りした。映画版では、原作にはないキャラクターである労働者のリーダーの新庄役を松田が、鬼のような現場監督の浅川役を西島が演じている。

主演の松田は「演説シーンの台本を読んだ時、クドいな、クサいなと思いましたが、漁夫たちとの芝居の中で楽しくすんなりと演じられました」と現場の雰囲気の良さを述懐。鬼の現場監督をサディスティックに怪演した西島は「棒で殴るシーンでは、今日いるメンバーやTKOさん、高良(健吾)君からも、『思いっきり殴ってください』と言われたので、実際に本気で殴りました」と発言。殴ることには抵抗がなかったそうで、「だんだん楽しくなってきて、そのうち『今日は誰を殴ろっかな~』って(笑)」と意外なSぶりをのぞかせた。そんな西島の問題発言に、最年少の柄本は「西島さんのパンチがみぞおちに入って、結構痛かった」と告白すると、他の登壇者からも次々に被害が報告された。

男だらけの出演陣とあって、柄本が「現場ではエッチな話をよくしていました」と告白すると、新井は「全然ないよ」と真顔で返答。SABU監督も「そんな話、誰もしてない」と知らん顔を通し、柄本をサディスティックにイジメる一幕も見られた。

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