フランク・ダラボン監督が「華氏451」の製作遅延にイライラ
2009年6月29日 12:00
[映画.com ニュース] 「ショーシャンクの空に」のフランク・ダラボン監督が6月24日の第35回サターン賞授賞式で、米SciFiWireの取材に答え、10年間以上も映画化に向けて着手しているレイ・ブラッドベリ原作の「華氏451」の企画が暗礁に乗り上げ、ハリウッドでは難しい状況であるとこぼし、映画化実現に向け起死回生のチャンスはキャスティング次第であると明かした。
原作「華氏451度」は、題名が本の自然発火する温度を意味し、本の所持や読書が禁じられた架空の近未来を描いたブラッドベリの1953年発表のSF小説の名作。それを映画化したオリジナル版映画「華氏451」(66)は、フランスの映画監督フランソワ・トリュフォーの初のカラー作品で、唯一の英語で作られたイギリス映画。本を燃やす仕事をしている消防士モンターグ(オスカー・ウェルナー)が、妻リンダに瓜二つの若い女クラリス(ジュリー・クリスティが2役)と知り合い、読書好きなクラリスの影響で、彼がはじめて本を読むという話だ。
「『華氏451』の映画化に向け努力しているが、キャスティング頼みといったところだ。諦めたくないし、企画を死なせたくない」とダラボン監督。名前は明かされていないが、ある俳優が主演候補に挙がっていてその契約が決定すれば、超大作とはいかないまでも前作のホラー映画「ミスト」(07)以上の予算は確保できると見込んでいるようだ。「ミスト」はベストセラー作家スティーブン・キングの原作だが、ダラボン監督が映画化を発表した01年、主演に決まったトム・ハンクス(「グリーンマイル」)が降板したため低予算映画になった経緯がある。
ダラボン監督が映画化を急いでいるのは、現在88歳という原作者レイ・ブラッドベリ氏が生きているうちに、少なくとも撮影を開始したいと考えているからで、「もちろん、彼(ブラッドベリ)が明日いなくなるとは思っていない。でも、彼が若返るわけではないし、僕の気持ちとして彼に楽しんでもらえるよう早く製作を進めたいんだ」と明かしている。
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