ハラキリする日本に警鐘を鳴らすドキュメンタリー「未来の食卓」会見
2009年6月25日 12:00

[映画.com ニュース] 南仏の小さな村を通じ、オーガニック食品と有機農業の必要性を訴えるドキュメンタリー「未来の食卓」。監督のジャン=ポール・ジョーが来日し、6月24日、東京・飯田橋の日仏学院にて記者会見を行った。
映画は、村長と村民の熱心な取り組みで小学校の給食を全てオーガニック化することに成功したフランスのバルジャック村を通じ、食物汚染や環境汚染について考察するドキュメンタリー。
九州の合鴨農法取材のため来日したジョー監督は、日本について「以前は“黒澤明の国”という印象しかなかったが、自然が美しく気候も温暖で、地球上で最も洗練された国の1つだと思う。合鴨農法は、生物多様性を守るために非常に有効な農法だ」と絶賛する一方で、「産業大国に共通することだけど、日本は地球の大切な遺産を壊し、まさに切腹しようとしている」と、ユニークな表現で日本の現状に警鐘を鳴らした。
また、ギャル・マーケティングの先駆者で若手実業家の藤田志穂と民主党参議院議員のツルネン・マルテイが映画の応援に駆けつけた。秋田県で「シブヤ米」作りに取り組んでいる藤田は「難しい問題だけど、若い人たちが食について考えるキッカケになればといいと思う」と話し、有機農業推進議員連盟の事務局長を務めるマルテイも「今まで見た多くの有機農業に関する映画の中でも一番感動した。たくさんの人に見てもらいたい」と熱心に作品をPRした。
「未来の食卓」は8月上旬より全国公開。
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