「スター・トレック」USSエンタープライズが歌舞伎町に“着陸”!
2009年5月13日 12:00
[映画.com ニュース] 夜の歌舞伎町に、宇宙戦艦“USSエンタープライズ”が降り立った。
5月12日、「LOST」「M:i:III」のJ・J・エイブラムスが自らメガホンを取り、往年の人気SFシリーズを新たに描き出した「スター・トレック」のジャパンプレミアが、東京・新宿ミラノ1で行われ、劇場前の歌舞伎町シネシティ広場に全長13メートル、高さ7メートル、重量600キロに及ぶ宇宙戦艦“USSエンタープライズ”が登場。集まった観衆の度肝を抜いた。
当日は、歌舞伎町の広場に四方と天井を暗幕で覆われた空間が出現。ファンや通行人など800人が見守る中、その暗幕が壮大なテーマ曲の旋律にのって解き放たれるや、そこには「スター・トレック」の主人公ジェームズ・T・カークやスポックらが搭乗するUSSエンタープライズの姿が。さらに、エイブラムス監督以下、カーク役のクリス・パインやスポック役のザッカリー・クイント、エリック・バナ、カール・アーバン、ジョン・チョウらキャスト陣が登場すると、会場は大きな歓声に包まれた。
ご機嫌のエイブラムス監督は、「東京は世界一好きな街。また戻れてうれしい。特に“眠らない街”新宿で、このようなプレミアができて感謝しています」とリップサービス。映画は8日に全米公開され、オープニング3日間で興収7650万ドルを上げるヒットスタートとなっているが、「楽しく、エキサイティングでロマンにあふれた映画。みんながそういうものを待ち望んでいたんじゃないかな」と自信をアピールし、本作の主演に抜擢され、将来を嘱望されている若手俳優のパインは、「過去のシリーズも見たけど、J・Jから“とにかく新しいキャラクターとして生まれ変わらせてほしい”と言われたので、そのことを心がけて演じた」と、“新しい”カーク像を作り上げたことを強調した。
また、この日の会場には、日本の芸能人ほか著名人ゲストも続々と来場したが、その中には婚約者で富豪のビビ・ネボ氏を伴った中国のトップ女優、チャン・ツィイーの姿も。思わぬスターの来場に、これまた会場は歓声に包まれ、総額1億円をかけたド派手なプレミアは、歌舞伎町の夜を存分に熱く盛り上げた。
「スター・トレック」は5月29日公開。