アンジェリーナ・ジョリー主演でP・コーンウェル「検屍官」シリーズ映画化
2009年4月22日 12:00
[映画.com ニュース] 女性検屍官ケイ・スカーペッタが活躍するパトリシア・コーンウェルの大ベストセラー、「検屍官」シリーズが、アンジェリーナ・ジョリー主演で映画化されると米バラエティ誌が報じた。
実はコーンウェルは自作の映像化に関して非常に慎重なため、これだけのベストセラー作家としては意外なことだが、これまで1作も映画化されていない。昨年、米CATV局のライフタイムが初めて「捜査官ガラーノ」シリーズ2作の映像化権を取得したことが話題になったほど。当然、「検屍官」映画化の話は過去に何度か出ていたようだが、いずれも製作には至らなかった。
今回、フォックス2000が映画化権を獲得するにあたっても、相当な時間がかけられたようだ。最終的には、ジョリーも含めてコーンウェルとミーティングを行い、映画版の方向性に納得してもらったうえでの契約となった。
「検屍官」シリーズはこれまで16作品(邦訳は現時点で第15作まで)が刊行されており、当然のことながら映画もシリーズ化を念頭においてはいるだろうが、第1弾はそのうちの特定のタイトルを映画化する形にはならないようだ。
現在、プロデュースを手がけるマーク・ゴードン(「プライベート・ライアン」)とジョリーが脚本家選びにあたっており、近日中に決まる予定だという。