「レス・ザン・ゼロ」続編執筆中の原作者が、ダウニー・Jr.にラブコール
2009年4月20日 12:00
[映画.com ニュース] ジェイ・マキナニーらと共に80年代の米文学を牽引した作家ブレット・イーストン・エリスの鮮烈なデビュー小説「レス・ザン・ゼロ」(85)。華やかなパーティに明け暮れ、ドラッグとセックスに耽るロサンゼルスの裕福な若者たちの退廃的な生きざまを描いた同作は87年に映画化され、アンドリュー・マッカーシー、ロバート・ダウニー・Jr.、ジェームズ・スペイダーら当時の若手スターたちが一堂に会して話題を呼んだ。
「アメリカン・サイコ」「ルールズ・オブ・アトラクション」など、作品のほとんどが映画化されているエリスだが、このたび米MTVのインタビューに応じて、同作の続編がまもなく完成すること、そして前作のキャストを再び集めて続編を映画化してほしいと考えていることを明かした。
2010年5月に刊行予定の続編のタイトルは「インペリアル・ベッドルーム(Imperial Bedrooms)」。舞台は前作から20年後の現在で、クレイ(マッカーシー)、ジュリアン(ダウニー・Jr.)、リップ(スペイダー)、ブレア(ジェイミー・ガーツ)ら主要な登場人物は中年となっている設定。
エリスは、続編が映画化される際には、ぜひオリジナルキャストに前作と同じキャラクターを演じてもらいたいという。とりわけドラッグ中毒者ジュリアンを演じたダウニー・Jr.は、周知の通り、自身もドラッグ依存症との闘いと長い低迷期を経て見事な復活を果たしたことから、続編のキャラクターに特別な存在感をもたらしてくれるはずだと語る。ちなみに、続編のジュリアンは「精神的にもろい部分はあるが、薬はやめている」そうだ。
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