オスカー受賞滝田監督「大きな魚に育てて」。最新作「釣りキチ三平」初日
2009年3月23日 12:00

[映画.com ニュース] 「おくりびと」でアカデミー外国語映画賞を受賞した滝田洋二郎監督の最新作「釣りキチ三平」の初日舞台挨拶が3月20日、東京・銀座の丸の内TOEI1で行われ、滝田監督、出演の須賀健太、渡瀬恒彦、香椎由宇、塚本高史、土屋太鳳、原作者の矢口高雄が登壇した。
現在も前作「おくりびと」がロングラン上映を続けるなか、最新作が初日を迎えた滝田監督は「作り手にとって、劇場が満員になることが最高の喜び。まわりの方に薦めていただいて、日本映画を活気づけていただければと思います」とファンで埋め尽くされた客席を眺めながら挨拶。釣りをテーマにした作品にちなんで、「この作品を大きな魚に育てていただきたい」とアピールした。
一方、主演を務めた須賀は「昨日の夜は、ドキドキして布団の中で騒いでました。今日は最高にいい日」と興奮気味にコメント。観客に向けて「これを見て“釣りしたい”って思ってもらえるように、頑張って演技しました」と作品に込めた思いをコメントすると、そんな須賀に対して原作者の矢口は「これまで実写化されなかったのは、三平を演じる俳優がいなかったから。そこに須賀健太君が彗星のごとく現れたので、今回の映画化が成立した」と、須賀扮する実写版・三平三平(みひらさんぺい)に太鼓判を押していた。
なおこの日、香椎は体調不良で声が出ない状態で舞台挨拶に立ったが、彼女のコメントを祖父役の渡瀬が代弁する形で助け舟を出し、香椎が思わず感激で涙ぐむ一幕も。「釣りキチ三平」は全国公開中。
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