岡田将生、倍賞千恵子のツッコミにタジタジ。「ホノカアボーイ」初日
2009年3月16日 12:00

[映画.com ニュース] ハワイ島の小さな町ホノカアを舞台に、食に関するコミュニケーションを描く話題の映画「ホノカアボーイ」の初日舞台挨拶が3月14日、東京・六本木のTOHOシネマズ六本木ヒルズで行われ、出演者の岡田将生、倍賞千恵子、長谷川潤、原作者の吉田玲雄、脚本兼プロデューサーの高崎卓馬、真田敦監督が登壇した。
本作は、カメラマン・文筆家・ファッションモデルなどマルチに活躍する吉田氏の実体験を綴ったエッセイが原作。日系移民が多く暮らすホノカアの町に一軒しかない映画館で映写技師として働くことになった日本人青年レオ(岡田)が、手料理をふるまってくれるビーさん(倍賞)をはじめとする町の人々との交流を通して成長していく姿を描いた、オール・ハワイロケで製作された心温まるドラマ。劇中にたびたび登場するビーさんの手料理の描写が、日本のフード業界数社によるプロジェクト「ごちそうさま委員会」のTVCMが現在放映中で、話題を集めている。

ハワイロケの思い出を聞かれた主役の岡田は、「毎日ジャグジーに入って疲れた体を癒せたこと」とニンマリ顔。一方、レオに毎日晩ごはんを作るうち、心を通わせるビーさんを演じた倍賞は、撮影中に日本でコンサートがあり、東京とハワイを3往復したという。「疲れましたが、ハワイに戻って岡田君にごはんを作ってあげたくて一生懸命でした……って、あんた聞いてるの?」と、横で上の空の岡田にツッコミを入れ、岡田はタジタジ。その後も倍賞は岡田の印象について「元気がなくて、猫背で歩いていて、なんか“もっさいなあ”という感じ」とズバズバ発言。そんな2人をプロデューサーの高崎が「まさにビーさんとレオそのもので、とても仲良しなんです」とフォロー。さらに「(2人は)髪型まで一緒だったので衝撃を受けました」と明かして笑いを誘った。
レオが恋をする(地元の)ロコガールに扮した長谷川は、自身もハワイ育ち。「生まれ育った地で映画が撮られるなんて不思議な気持ち」と笑顔で語り、幼い頃から“寅さん”シリーズの大ファンだという下町育ちの原作者・吉田氏も「撮影中に倍賞さんを見た時、号泣しました」と感無量の面持ちだった。
ホワイトデーのこの日は、劇中に登場するお菓子“マラサダ”(揚げドーナツ)が登壇者から観客へ抽選でプレゼントされ、会場はおいしそうな匂いにあふれた映画さながらに、心温まる空気に包まれた。
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