カルト映画「ヘザース」がミュージカル化。クリステン・ベルが主演?
2009年3月13日 12:00
[映画.com ニュース] カルト的な人気を誇るティーン・ブラックコメディの傑作「ヘザース/ベロニカの熱い日」(89)がミュージカル化されることになった。
我が物顔で高校を牛耳る“ヘザース”と呼ばれる特権グループのせいで、鬱屈した学園生活を送るヒロインのベロニカ。そこに現れた反抗的な転校生のJ.D.と共に、ヘザースへの復讐を開始するが……。ベロニカとJ.D.を演じたウィノナ・ライダーとクリスチャン・スレーターを一躍スターダムに押し上げた作品としても知られている。
「ヘザース/ザ・ミュージカル」の演出を手がけるのは、今週末から全米で公開されるディズニーの新作SFファンタジー「Race to Witch Mountain」(75年の「星の国から来た仲間」のリメイク)でメガホンを取ったアンディ・フィックマン。「ヘザース」の著作権保有者である映画版の脚本家ダニエル・ウォータースは、特に今回のミュージカル版には関わらないようだが、企画にはゴーサインを出しているとのこと。
実際、これまで水面下で進められてきたこの企画だが、今週すでに台本の読み合わせが行われていたことが分かった。米ハリウッド・レポーター誌によれば、その読み合わせにはベロニカ役で「ヴェロニカ・マーズ」のクリステン・ベル、J.D.役でクリスチャン・キャンベル、3人のヘザー役でジェナ・リー・グリーン、コリー・イングリッシュ、クリスティン・レイキンが参加していたという。ただし、このメンバーが本番の舞台に立つかどうかは、今後のスケジュール次第のようだ。
製作チームは2010年の初演、そしてゆくゆくはブロードウェイへの進出を目指していると語った。