キム兄の目にも涙!?長編初監督作「ニセ札」プレミア試写会
2009年3月10日 12:00

[映画.com ニュース] キム兄こと木村祐一が長編初監督を務めた話題作「ニセ札」のプレミア試写会が3月9日、東京・半蔵門のTOKYO FMホールで開催され、木村監督、倍賞美津子、青木崇高、板倉俊之(インパルス)らが舞台あいさつを行った。
本作は昭和26年、戦後初の新千円札発行を機に、実際に起こったニセ札偽造事件を題材にしたオリジナル作品。かつての教え子(板倉)らにニセ札作りを持ちかけられた小学校教頭(倍賞)が次第に新千円札の偽造にのめり込んでいく姿を描いた異色の人間ドラマ。戦後の混乱をバックに、現代人にも当てはまる拝金主義を痛烈に風刺するエンターテインメント作品に仕上がっている。
長編監督デビューを飾った木村監督は、普段の“キム兄”節を封印し、自作の完成披露に恐縮した表情で「最初は驚きと不安でいっぱいだったが、スタッフ、キャストの皆さんのおかげで完成の日を迎えることができた」とコメント。初めて体験する感動で胸がいっぱいだと語り、ASKAが歌う主題歌「あなたが泣くことはない」にちなんで、「こっちが泣きそうですよ」と目にうっすらと涙を浮かべていた。
そんな木村監督に対し、倍賞は「撮影が進むにつれて、ディレクターズチェアが似合ってきた。今後も頑張って何本でも撮ってほしい」とエール。同じ吉本興業に所属する後輩芸人、板倉は「先輩の作品で緊張しました。監督と呼ぶのはテレがあったので、祐一さんと呼んでいました」と明かした。
お金がテーマの本作にちなんで、何かと話題の定額給付金について話題が及ぶと「私は2万円だー、宝くじを買おうかしら」(倍賞)、「(ニセ札にちなんで)コンビニで複写する」(板倉)、「映画館で見られるだけ映画を見て、映画業界の発展に役立てたい」(木村)と思い思いの使い道を語っていた。
「ニセ札」は4月11日より公開。
関連ニュース






映画.com注目特集をチェック

映画「F1(R) エフワン」
【語れば語るほど、より“傑作”になっていく】上がりきったハードルを超えてきた…胸アツをこえて胸炎上
提供:ワーナー・ブラザース映画

たった1秒のシーンが爆発的に話題になった映画
【この夏、絶対に観るやつ】全世界が瞬時に“観るリスト”に入れた…魅力を徹底検証!
提供:ワーナー・ブラザース映画

でっちあげ 殺人教師と呼ばれた男
【あり得ないほど素晴らしい一作】この映画は心を撃ち抜く。刺すような冷たさと、雷のような感動で。
提供:東映

186億円の自腹で製作した狂気の一作
【100年後まで語り継がれるはず】この映画体験、生涯に一度あるかないか…
提供:ハーク、松竹

なんだこの映画は!?
【異常な超高評価】観たくて観たくて仕方なかった“悪魔的超ヒット作”ついに日本上陸!
提供:ワーナー・ブラザース映画

すさまじい映画だった――
【あまりにも早すぎる超最速レビュー】全身で感じる、圧倒的熱量の体験。
提供:ソニー・ピクチャーズエンタテインメント

“生涯ベスト級”の絶賛、多数!
「愛しくて涙が止まらない」…笑って泣いて前を向く、最高のエール贈る極上作【1人でも多くの人へ】
提供:KDDI

究極・至高の“昭和の角川映画”傑作選!
「野獣死すべし」「探偵物語」「人間の証明」…傑作を一挙大放出!(提供:BS10 スターチャンネル)