及川光博に“ミッチー・ビーム”禁止令!?「クローンは故郷をめざす」初日
2009年1月13日 12:00

[映画.com ニュース] “ミッチー”の愛称で知られる歌手・俳優の及川光博の映画初主演作「クローンは故郷をめざす」(中嶋莞爾監督)が1月10日に初日を迎え、東京・有楽町のシネカノン有楽町1丁目で主演の及川、共演の嶋田久作、中嶋監督が舞台挨拶を行った。
物語の舞台は近未来で、不慮の事故で死んだ宇宙飛行士の高原耕平(及川)が合法的なクローン技術によって蘇生されるものの、幼少期の記憶が残ったまま再生したため、彼はトラウマを抱えながら故郷を目指す、というストーリー。
本作は、国際的に優れた脚本に送られる「サンダンス・NHK国際映像作家賞2006」受賞作で、同賞審査員を務めたビム・ベンダースが製作総指揮として参加している話題の作品で、1月15日より米ユタ州パークシティで開催されるサンダンス映画祭ワールドシネマ・コンペティション部門にも出品される。
映画初主演となった及川は、少々緊張しながらも「20歳の時に俳優養成所に通っていた頃に思い描いていた未来像、若き日の夢が実現してうれしい」と感激の面持ち。クローン人間、しかもひとり3役という難しい演技が要求されたが、「振り向くシーンでは日頃のクセで、つい“キラッ”としてしまって、監督からは『(ミッチー)ビームを出さないでくれ』と言われました(笑)。そうして抑制した演技を学んだので、自分でも見たことのない表情やたたずまいが映ってますね」。
共演者の嶋田は「(及川は)ヘビーな役どころで精神的にキツかっただろうと思います」と及川の努力を称え、中嶋監督も「及川さんは、作り手にイメージを沸かせてくれる個性や才能をもった人。耕平役は彼しか頭になかった」と俳優ミッチーを強力にリスペクト。
そんな仲間からの絶賛を受けた及川は「これまで築いてきたスキルやイメージを払拭した作品。苦しくも楽しい挑戦でした」と作品の出来に自信をのぞかせ、最後は会場に詰めかけた“ベイベー”たちへ投げキッスを贈り、舞台挨拶をミッチー流に締めくくった。
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