B・スプリングスティーンが「ザ・レスラー」の主題歌を歌った理由とは?
2008年12月19日 12:00

[映画.com ニュース] ハイエナジー・ロックンローラー、ブルース・スプリングスティーンが歌った映画主題歌が、全米で大ヒットの兆しを見せている。それは、ミッキー・ローク主演「ザ・レスラー」の主題歌「The Wrestler」だ。
アカデミー賞レースでも、ゴールデングローブ主題歌賞にノミネートされ、本番でも堂々の最有力候補。映画は今週末よりニューヨークとロサンゼルスで封切られ、同曲は米iTunesにて99セントでダウンロード可能となった。
その超大物ロッカーが、インディーズ系プロレス映画の楽曲を手がけた理由が何なのか、ダーレン・アロノフスキー監督が明かした。
「ブルース・スプリングスティーンが音楽を作ったのは、たった1つの理由のためだ。私とは何の接点もないし、私の作品は何も見ていないようだった。彼がこの音楽を作った唯一の理由、それはミッキー・ロークのためだった。ミッキーの友だちで大ファンであり、彼から本作について聞いていたようで、これこそがミッキーがここ数年求めてきた映画なんだと感じて、手助けしたかったようだ」
本作の作曲は、同監督の全作品を手がけるクリント・マンセルがギターのリフをフィーチャーして担当。スプリングスティーンの主題歌はエンドクレジットとともに流れる。ミッキー・ローク演じる元スターレスラーの悲哀をにじませ、テーマにハマっていると評判だが、ロックの帝王は映画を見ないで作曲したそうだ。
「純粋にミッキーへの愛から生まれたもので、実際に本作へ素晴らしい効果をもたらしてくれた。彼は(映画を見ずに)脚本を読んで内容を理解し、映画を脈動させてくれた。美しい歌だね」
主題歌「The Wrestler」は、12月17日に発表されたアカデミー主題歌賞の最終候補49作品にもランクイン。5作品に絞られるノミネート発表は09年1月22日だが、ピーター・ガブリエルによる「ウォーリー」の主題歌「Down To Earth」とともにノミネート間違いなしと目されている。

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