フィッツジェラルド「グレート・ギャツビー」をバズ・ラーマン監督が映画化
2008年12月19日 12:00

[映画.com ニュース] 「オーストラリア」(09年2月28日公開)のバズ・ラーマン監督が、スコット・フィッツジェラルドの代表作「グレート・ギャツビー」の映画化権を獲得したことが分かった。米ハリウッド・レポーター誌などが報じたもの。
1920年代のニューヨーク、ロングアイランドを舞台に、東部の令嬢デイジーに恋をした成り上がり者ギャツビーの破滅へと向かう人生を描いた「グレート・ギャツビー」は、アメリカ文学史上最も有名な作品の一つ。
これまでにも何度か映画化されているが、ロバート・レッドフォードとミア・ファローが主演した74年の「華麗なるギャツビー」(ジャック・クレイトン監督/フランシス・フォード・コッポラ脚本)が有名だ。
オーストラリア人のラーマン監督がこの作品を映画化することに眉をひそめる米映画関係者もいるようだが、同監督は「金融危機を迎えた今こそ、大恐慌直前の、アメリカ人が“富に酔っていた時代”を舞台にしたこの物語を映画化し、人々に突きつけることに意味がある」と語り、なるべく早く製作に着手したいという希望を明らかにした。
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