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阿部寛が主演作に「言葉が心に響いた」と自負。「青い鳥」初日

2008年12月1日 12:00

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「ドラゴン桜」とは一風変わった熱血先生
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[映画.com ニュース] 直木賞作家・重松清の短編小説を映画化した「青い鳥」が11月29日に初日を迎え、東京・池袋のシネ・リーブル池袋にて、主演の阿部寛をはじめ、本郷奏多伊藤歩中西健二監督が舞台挨拶を行った。

本作は、生徒がいじめを苦に自殺未遂を起こした中学校を舞台に、吃音(きつおん)を持つ非常勤教師・村内(阿部)がうまく話せないぶん、本気の言葉で生徒たちと向き合う姿を描いた人間ドラマ。

本郷ら生徒役の共演者たちから「村内先生~!」と呼びかけられて登場した阿部は、“教え子”たちとの久々の再会に「大きくなったな」と笑顔。「生徒役のみんなは素晴らしい演技をしてくれた。この時期は成長が早いので、いろいろなものを吸収して良い人間になってほしい」と語りかけると、本郷も「阿部さんはカメラが回っていない時も村内先生の空気を作っていてくれて、すごく(演技に)入りやすかった」と阿部“先生”への信頼を口にした。

「いじめという問題を、ちょっと違う視点から描いた作品になった」と満足げに話した阿部は、村内役について「言葉は少ないけど、ひとつひとつの言葉が心に響いた。今まではよくしゃべるけど、思いがなかなか伝わらない役が多かったので、初めて体験する役だった」とのこと。村内のセリフには自身も共感する部分が多かったようで、最後には「村内先生が口にする“責任”という言葉は、すごく大事で重い言葉だとあらためて考えさせられた。今の世の中には責任を取らない大人がたくさんいて、嫌な模範になっているが、(本作によって)世の中に良い反響が起きれば」と話し、挨拶を締めくくった。「青い鳥」は現在公開中。

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