卵をエロティックに食べる宮沢りえに注目!「ゼラチンシルバーLOVE」
2008年11月18日 12:00

[映画.com ニュース] 写真家、映像作家として40年以上にわたって第一線で活躍し続けている繰上和美が初メガホンを取った「ゼラチンシルバーLOVE」。11月17日、東京・新橋のスペースFS汐留にて本作の完成披露試写会が行われ、主演の永瀬正敏、宮沢りえ、繰上監督が舞台挨拶を行った。
部屋の窓から向かいに住む女(宮沢)を盗撮している男(永瀬)は、本を読み、ゆで卵を食べ、ファッションモデルのように着飾って外出するその女を毎日撮り続けていくうちに、女の妖艶さに心を奪われていく。いつしか撮ることも止めて女を追い続けるようになった男は、女の周りには常に死の匂いが漂っていることに気づく。
72歳にして初監督を務めることになった繰上監督は、「アフリカの砂漠に生息するオニマクリスプラナという虫が、昼は太陽の熱を避けて砂の中にもぐり、夜は一晩中逆立ちして自分の体についた夜露を舐めて生きながらえる、という習性にヒントを得た」と映画化の経緯を話す。タイトルの“ゼラチンシルバー”とは、フィルムで撮影して現像するときに塗りこめる銀のことで、「写真を撮ることで自分の愛を取り込むという意味でこのタイトルにした」と、写真家として活躍する繰上監督らしいタイトルの由来を語った。
常に監視され続けている殺し屋という謎めいた役を演じた宮沢は、監督から「ゆで卵をエロティックに食べるように」と指示されたのだそう。「ゆで卵は当分見たくないと思うぐらい食べた(笑)。でも監督から『ゆで卵を食べることが人を殺す時の原動力になるんだ』と言われて、家でエロティックに食べる練習をしました」と撮影秘話を明かした。そして、女を常に監視するカメラマンを演じた永瀬は、劇中で宮沢にエロスを感じたシーンを問われると、「全部ですね。ただ歩いているだけでも色っぽい。さすがです」と宮沢の大人の色気を絶賛していた。
「ゼラチンシルバーLOVE」は09年公開。
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