長瀬智也「僕の集大成で代表作」と主演作「ヘブンズ・ドア」に自信
2008年11月12日 12:00

[映画.com ニュース] 長瀬智也(TOKIO)、福田麻由子が主演する「ヘブンズ・ドア」(09年2月7日公開)の完成披露試写会が11月11日、東京・豊洲のユナイテッド・シネマ豊洲にて行われ、監督、キャストの舞台挨拶が行われた。
「ヘブンズ・ドア」は、97年のドイツ映画「ノッキン・オン・ヘブンズ・ドア」を、アニメ「鉄コン筋クリート」のマイケル・アリアス監督がリメイクしたもの。余命3日間と宣告された28歳の青年・勝人(長瀬)と、14歳の少女・春海(福田)が最後に海を見ようと病院を抜け出し、旅に出るロードムービー。
今月7日に30歳の誕生日を迎えた長瀬は、「これまでの演技でもリアルさを追求してきたが、その集大成がこの映画。セリフで伝えられない表情とか、にじみ出てくるものを探し出すのが難しかったが、勝人を演じたことでレベルアップできたことを確信している」と自信のほどを語り、「20代最後の作品で、代表作になればうれしい」と話した。

また、福田は撮影時に学校の定期テストと重なったため、合間を縫って猛勉強したとのこと。「監督には英語を教えてもらった。長瀬さんには問題を出してもらったりしました」というが、長瀬は「中学2年生の問題ですが、さっぱり分かりませんでした」と、こちらも自信満々(?)に答えて場内を笑わせ、さらに「もし余命あと3日だったら?」という質問に対し、長瀬は「まだ行ったことがない渋谷の109で買い物して家に帰って、『ただいま』と言ったところで死にたい」と答えたが、アリアス監督に「あれっ、渋谷のスクランブル交差点を全裸で走りたいって言ってなかったっけ?」と突っ込まれ、「今日はそういう雰囲気じゃないんで(笑)」と苦笑いした。
一方、自身初の実写映画を完成させたアリアス監督は、「長瀬さんや福田さん、素敵なキャスト、元気なスタッフと仲間になれて、大変だったけど心温まるいい時間が過ごせた。映画を見る人にも心温まる、気持ちいい時間を与えられれば」と話して舞台挨拶を締めくくった。
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