松方弘樹が馬の出産にボー然。「三本木農業高校、馬術部」試写会
2008年10月1日 12:00

[映画.com ニュース] 青森県に実在する農業高校を舞台に、盲目の馬との交流を通して成長していく少女の青春を描いた感動作「三本木農業高校、馬術部/盲目の馬と少女の実話」(佐々部清監督)の試写会が、9月30日、東京・港区の赤坂ブリッツにて開催され、主演の長渕文音、松方弘樹、森田彩華、奥村知史、西原亜希が舞台挨拶を行った。
本作に校長先生役で出演した松方は、「役者をやって49年になりますが、1年かけて撮影したのは初めて。青森の春夏秋冬の移り変わりをしっかり見ていただけたら」と見どころをアピール。さらに映画初出演ながら主演に大抜擢された長渕について、「文音ちゃんのお父さん(長渕剛)もお母さん(志穂美悦子)もずいぶん心配したと思う。初めて彼女を見た時はまだ素人っぽかったけど、佐々部監督の指導の下で素晴らしい成長をした。最後の卒業式のシーンでは本当にプロらしい表情になってましたね」と本当の校長先生のような眼差しで語ると、長渕は「佐々部監督に丁寧に撮っていただいて、しかもこんなに素晴らしい共演者の方々に囲まれて、すごく幸せでした」と笑顔で答えた。
そんな長渕らが1年間の撮影の中でいちばん思い出深かったのは、馬の出産シーンとのこと。「実際の出産に立ち会って仔馬が生まれるところを目の当たりにしたので、ドキュメンタリー映画のようになっています」と目を輝かせる長渕の横で、大ベテランの松方は「芝居どころじゃなくて、自分の立ち位置も分からなくなりました。呆然としてしまって何も出来なかった……」と恥ずかしそうに語った。
「三本木農業高校、馬術部」は10月4日より全国公開。
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