「崖の上のポニョ」主題歌祭りで大橋のぞみ「紅白出たい！」

2008年9月16日 12:00

［映画.com ニュース］　夏休みが過ぎてもなお大ヒット中の「崖の上のポニョ」。9月15日、東京・有楽町の日比谷スカラ座にて同作の主題歌にちなんだ舞台挨拶が行われ、エンディング主題歌「崖の上のポニョ」とオープニング主題歌「海のおかあさん」をそれぞれ、“藤岡藤巻と大橋のぞみ”、オペラ歌手の林正子（スイス・ジュネーブ在住）が熱唱した。

同作は、人間になりたいと願うさかなの女の子・ポニョと5歳の少年・宗介との絆を描くファンタジー。主題歌「崖の上のポニョ」は連日ヒットチャートを賑わして大ブームとなっている一方、音楽監督・久石譲の推薦により抜擢されたオペラ歌手・林が歌ったもう1つの主題歌「海のおかあさん」も、8月27日から音楽配信されて大反響を呼んでいる。

まず挨拶に立ったスタジオジブリの鈴木敏夫プロデューサーは「昨日、交番のお巡りさんと目が合ったら『3回見ました』と言われ、思わず話をしちゃいました」とニコニコ。「ベネチア映画祭でイタリア人が主題歌を口ずさんでいた。でも（上映が決まった）中国には『ポニョ』という発音がないらしく、タイトルをどうしようかと悩んでいる」と、世界で公開される「ポニョ」の現状を報告。

ステージ上で「宮崎さんも鈴木さんもとてもエネルギッシュ。一体何を食べてるんだろう？」とジブリ作品のパワーに触発されたと語った林は、澄み切った歌声で会場を魅了した。

また、CMでおなじみの「崖の上のポニョ」では、会場の子供たちも大合唱。報道陣から紅白歌合戦出場の噂について問われると、藤岡藤巻の藤岡孝章は「スタッフが身代わりに出ても誰もわかんないでしょう（笑）。紅白は家で見たいんですが……」と消極的だったが、大橋は「出ていいなら出てみたい」と意欲をのぞかせた。