日本のロボットアニメ「ボルトロン」映画化、FOXが離脱し予算縮小
2008年8月20日 12:00
[映画.com ニュース] 80年代の日本のロボットアニメ「百獣王ゴライオン」などを再編集してアメリカで放送されたアニメ「ボルトロン」。その実写化企画「ボルトロン/宇宙の守護者(Voltron: Defender of the Universe)」の製作母体が、これまで企画を進めてきた20世紀フォックスとその傘下のニュー・リージェンシー(New Regency)から、新たにレラティビティ・メディア(Relativity Media)に変更になった。
20世紀フォックスというメジャースタジオが離脱したことで、「トランスフォーマー」級のロボットアクション大作になると思われていた同作の製作予算は縮小するが、「300」のようなグリーンスクリーンを多用し、大掛かりな撮影を必要としない小規模な作品に路線変更されるようだ。
同作の企画は、パラマウントの「トランスフォーマー」が大ヒットを記録した昨夏から動向が伝えられていた。そちらはすでに続編「トランスフォーマー/リベンジ」が09年6月26日全米公開に向けて製作が進められているし、トビー・マグワイアとワーナー・ブラザース映画が日本の人気ロボットアニメ「超時空要塞マクロス」等を基にした「ロボテック」の企画を進めているが、「ボルトロン」はこれらに比べれば多少スモールサイズな映画になるかもしれない。