「相棒」スピンオフ「鑑識・米沢守の事件簿」の主役は現場まで電車通勤!
2008年7月25日 12:00
[映画.com ニュース] 08年上半期の興行収入・観客動員数でトップとなった「相棒 劇場版/絶体絶命!42.195km 東京ビッグシティマラソン」のスピンオフ映画「相棒シリーズ 鑑識・米沢守の事件簿」の撮影現場会見が、7月23日、東京・大泉学園の東映撮影所内のスタジオで行われ、主演の六角精児、共演の萩原聖人、水谷豊、寺脇康文、監督の長谷部安春が登壇した。
相棒シリーズで、鑑識・米沢守(六角)は特命コンビの杉下右京(水谷)と亀山薫(寺脇)に次いで人気のあるキャラクター。長谷部監督の息子でもあるハセベバクシンオー著の原作「相棒シリーズ 鑑識・米沢の事件簿/幻の女房」は、今までクローズアップされてこなかった米沢のマニアックな鑑識技術と彼の私生活や心情がこと細かに描かれ、今年4月の発売以来、すでに発行部数13万部を突破している。
主演と聞いて最初は実感がなかったという六角が、「主役になってメイクをよく直してくれるようになった。脇役の時はほとんど直してくれなかったのに」と会場の笑いを誘うと、寺脇は「(六角は)今でも電車で現場に来る。マネージャーがいない時もある」と主役になっても素朴で謙虚な六角に温かい視線を送っていた。今回、六角の相棒として「相棒シリーズ」に初登場した萩原は、「毎日朝から晩まで一緒だが、オフの日も一緒に食事に行く」と話し、新しい相棒コンビの意気投合ぶりをアピールした。
長谷部監督は、息子の原作について質問が及ぶと「(息子と)仕事をすることになるなんてビックリ。うちは会話がないんで」と淡々とコメント。水谷は、大ヒットを記録した「相棒 劇場版」の続編の可能性について、「あればいいなと思ってるけど、具体的にはまだない。誰かが言い出すのを待っている」と期待を寄せた。
「相棒シリーズ 鑑識・米沢守の事件簿」は09年春に全国公開予定。また、TV版「相棒」シーズン7は、テレビ朝日系列にて10月から2クールで放送が決定している。
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